「コザママ♪歌って!コザのママさん!!」
沖縄ロケーション音楽映画
元ガールズバンドの
ママさんバンドが登場
https://kozamama.nice-movie.jp/
5月18日の土曜日から、ミカタ・エンタテインメントの配給により、シアターセブンほか、5月17日からアップリンク京都など、全国順次のロードショー。
本作は2022年製作の日本映画116分。
文=映画分析研究所 所長 宮城正樹
ⒸYOSUKE NAKAGAWA / SOUTHEEND PICTURES
★本作はミカタ・エンタテインメント主催の試写会に招待されて鑑賞した。
沖縄ロケ映画は1990年代末から
2000年代にかけて、かなりの
タイトル数が製作公開された。
そのトレンディーな時代に
沖縄映画を撮り続けた
中川陽介監督が、何と17年ぶりに
メガホンを執った作品が本作だ。
鈴木京香主演「真昼ノ星空」
(2004年)、長澤まさみ主演
「群青 愛が沈んだ海の色」(2009年)
など、女性映画の快作を
ものしていた。そして、今回は
元ガールズバンドの4人組
ママさんバンドの悲喜こもごもを
描く女性映画・バンド編
といった趣きの映画になった。
沖縄ロケのバンド音楽映画は、
最近では桐谷健太主演
「ミラクルシティコザ」(2022年)
などがあるが、コザ市が舞台に
なっている意味では、本作と大いに
リンクするのではないだろうか。
また、バンドの復活という意味でも、
結末の違いはあれシンクロする。
高校時代にR&Bガールズバンド
を組んでいた4人が、
コザの商店街の街おこしのため、
アラフォーになった20年後の今、
再結成した。しかし、
プロのスカウトが公演を見て、
ムーディーなスローナンバーを
披露するボーカルしか
プロ向きはいないと判断し、
彼女にだけアプローチするが…。
演技で魅せる沖縄の演劇界の
上門みき、畠山尚子。
リードボーカルに扮する
シンガーソングライターのjimama、
現役ドラマーの新垣美竹。
演技と音楽がマッチング、
沖縄の海や花や空の自然を
フラッシュバックしながら
演奏するシーンなどが印象深い。
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