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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析

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2021年2月18日 (木)

ドキュメンタリー「けったいな町医者」

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ドラマ映画「痛くない死に方」の

奥田瑛二の
モデルとなった

町医者のドキュメンタリーだ
 
 
2月13日からシネスイッチ銀座ほかで上映中。

関西では、2月26日から、なんばパークスシネマ、京都シネマ、神戸国際松竹、塚口サンサン劇場ほかで上映。

配給は渋谷プロダクション。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

Ⓒ「けったいな町医者」製作委員会

Ⓒ「痛くない死に方」製作委員会

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兵庫県尼崎ことアマの

ユニークな町医者・長尾和宏の

日々をドキュメントした映画。

本人が原作の、

医者ヒューマニズム映画

「痛くない死に方」

(本日付けで本作と同時紹介)の、

助演を演じた奥田瑛二

(写真上から5枚目)の役柄の

モデルとなった。医者映画は

ドラマ・ドキュに関わらず、

医者のヒューマニズムが

クローズアップされて、それが

正義感あるヒロイズムを

生んでいることが多い。

あの人口に膾炙した

「白い巨塔」でいえば、

ドラマ的には脇役となる医者が、

善なる医者ヒューマニズムを

披露していた。

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本作もドキュながら、

医者の人間性に肉迫したドキュだ。

患者とのやり取りには、

ユーモアあふれる和みや

人情節があるけど、やはり

見ていけば、正義の味方的

医者の在り方が、そこはかとなく

漂ってくるのである。主人公が

1人紅白をホールを借り切って

開催し、患者たちに見せる

なんてゆう、ユーモアチックな

ところもあっていい。

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いろんな患者との診療を見せるけど、

メインは在宅医療の在り方だ。

医者ドキュメンタリーでいえば、

「人生をしまう時間(とき)」

(2018年・弊ブログ分析済み)や

「精神O」(2019)などの、

高評価なドキュと

相関する映画だといえる。

また、シビアにいえば、

薬に頼らない治療、

医療とは往診であるなどの、

確固とした

医者としての信念があり、

それがあったかでユーモアある

往診シーンのそこかしこに

見え隠れしていく。患者に

患者の好きな八代亜紀の歌を

歌わせるシーンなど、まあ、

他の医者にはまずないとこだろう。

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「痛くない死に方」で

主演した柄本佑が、

本作のナレーションを担当している。

誠実で真摯なナレートぶりは、

主人公の演技ぶりと

カブってくるようだった。

ラストロールで流れる、

玉置浩二がリード・ボーカルの

「安全地帯」のバラードも、

映画の余韻を深めていた。
 

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