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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析

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2021年2月11日 (木)

「君の名は(総集編)」

C1954

アニメのあの作品じゃない

 

でも同じくらい大ヒットした


実写恋愛映画だ

 

http://cinenouveau.com/

 

松竹映画100周年「松竹メロドラマの系譜」の特集上映(2月6日~3月26日)の1本として、シネ・ヌーヴォで


2月14日午後1時5分・2月15日午後3時5分・2月16日午後11時・2月17日午後3時5分・2月18日午前11時20分に上映。


本作は、1953年・1954年製作のモノクロ日本映画185分。


文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

Omote

基本はラブストーリーなのである。


メロドラマの特集となっているけど、


メロってそもそも何?


メロメロになるような恋愛映画か。


いや、そうじゃない。


メロはメロディ
ーの略称のように、


いわゆる音楽を意味している。


音楽入りのドラマとゆうのが、


ユーロの演劇界から


起こった言葉なんだ。でもしか、


そんなサントラ入りのドラマが


ラブストーリーになるなんて、


どおゆうことなの?なんて


思うでしょ?それはそれ。


そんなのは関係なく、


ヤッパメロメロになれるような


恋愛映画ってことにしとこう。


とゆうか、本作なんか、ヤッパ


メロメロとしか言いようが


ない映画なんだ。しかも、


すれ違いから始まった


三角関係ドラマ、不倫ドラマ


とゆうテイストで、今ある


恋愛ドラマの原型がほとんど


取り揃えられた感のある


映画なのである。


中井貴一のお父さん


佐田啓二が、岸恵子と、


戦中の東京空襲で出会い、


数寄屋橋で半年後に


再会を約したけど、


彼女は現れなかった。でも、


彼女は彼を探して、


彼の三重県の実家まで訪ねるのだ。


でも、不発。でもって、


一緒に探しに行った男と


結婚しちゃうんだ。おいおい。


ところがどっこい、


だんなの勤める会社に彼がいて、


姑との仲も良くない岸恵子は、


佐田啓二と再びってなことになり、


第二部では北海道、


第三部では九州と、話は


日本の南北に大きく


広がっていくのでありました。


傑作として評価の高い、


「また逢う日まで」


(1950年製作・モノクロ)や


「浮雲」(1955年・モノクロ)


などの
ラブストーリーと


リンクするとこはあるんだけど、


すれ違い系をかなり強調し、


最後には病系などを取り入れて、


2人がなかなか結ばれない、


もどかし系の恋愛映画として、


鉄壁(!?)の映画であった。


アニメで大ヒットした


「君の名は。」(2017年)も


すれ違い系のもどかし


恋愛だったから、そういう映画が


日本人には合っているのだろうか。


さてはて、「鬼滅の刃」のヒットが


話題になっているけど、本作こそ


これまでの日本映画で


イチバンヒットした作品の


1作になるのではないか。


当時と現代の金銭の違い


だけでしかない。公式的ではないが、


過去最高に売れた


(動員数含む)日本映画として、


市川崑監督の「東京オリンピック」


(1965年)を
挙げる人もいる。

何はともあれ、


実写映画のラブストーリーとして、


日本で最も売れた作品が


本作だと、言っておきたい。

 

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