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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析

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2020年2月19日 (水)

「私の知らないわたしの素顔」⇒フランス産心理ミステリーの傑作

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ヒロインの心理サスペンス

SNSミステリーの騙しの傑作

 
2月21日の金曜日から、シネ・リーブル梅田ほか、全国順次のロードショー。

本作は、2019年製作の、フランス映画101分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

Ⓒ2018 DIAPHANA FILMS-FRANCE 3 CINEMA-SCOPE PICTURES

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ヒロインがイロイロチビチビ、

やってくれる心理サスペンスである。

これまでにも、その種の

いろんなタイプの映画が

放出されたけど、

本作はSNS時代に合わせた、

心理ミステリーとなっている。

肖像画像を含め、

自らを偽ってSNSをし、

相手の男性を惑わせるとゆ
う流れ。

SNSでは、よくありすぎる、

嘘がまかり通る世界なのだが、

これが恋愛がらみとなると、

そうはいかない。

イイ女だと、男は会って、

濃厚に接触したくなるもんだ。

それが大きな波紋とサプライズと、

どんでん返しを呼ぶ映画となった。

共に中年の、女セラピストと、

ヒロインが対話するシーンと、

ヒロインの男とのSNSでの付き合いが、

カットバックされる。

ヒロインは年齢詐称だけでなく、

容姿まで偽って、

イケメン男に接触して、

男をまんまとその気にさせてしまう。

第三者的に、男から見れば、

ああ、そうそう、

よくある騙しやなあと、

思うんだけど、それによって、

女に何かの利が得るわけでもない。

むしろ、男と実際に会った時の、

恐ろしさのみが募っていくしかない。

そこんとこをサスペンスにして、

男の会いたいに、

女がどう対処していくのか

とゆう前半のスリル。

そして、後半では…。

ヒロインが描く妄想的なところと、

現実の段差が、

とんでもない驚きへと導かれる、

ミステリーの王道的ともいえる、

サプライズ映画になっていた。

騙しのヒロインを演じるのは、

ジュリエット・ビノシェ。

フツーのようでいて、
 
しとやかなる曲者ぶりは、

さすがアカデミー賞の、

演技賞受賞女優だと思わせる、

演技ぶりであった。

さらに、セラピスト役の、

映画監督もやってる

ニコール・ガルシアの、

静かなる落ち着き払った、

演技ぶりの凄み。

ウーンとうなれるハズだ。

何はともあれ、

極上の心理ミステリーである。

そして、騙しのミステリー。

思わず言いたくなる。

くれぐれも、

ご注意あそばされませ、

なんてね!
 

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