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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析

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2019年12月 8日 (日)

「屍人荘の殺人」⇒日曜邦画劇場

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クローズド・サークル・ミステリーの新境地だ

ホームズ&ワトソン役は、神木隆之介と浜辺美波だ

12月13日の金曜日から、東宝の配給により、全国ロードショー。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

ⓒ2019「屍人荘の殺人」製作委員会

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クローズド・サークル・ミステリーとは何か。

クローズド=閉じられた、サークル=場所。

そこにいてる人間たちの中で、大たいにおいて連続殺人が起こり、

一体誰が犯人やねんとなる、ミステリーである。

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孤島、台風災害なので閉ざされた山荘等。

つまり、何人かが閉じ込められた中において、

そこで殺人事件が起こるとゆう流れである。

そして、そこには事件を追及すべくな、探偵役と助手がいるとゆうのが、

いわゆるオーソドックスな展開である。

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ホームズ&ワトソンといえば、探偵と助手とゆう役柄のルーツだ。

でもって、今回の作品に当てはめてみるとだね、

当初は中村倫也と神木隆之介だったんだけど、

イロイロあってだね、浜辺美波チャンと神木クンになってまうんだよな。

しかも、美波チャンがホームズで、神木クンがワトソンなんだよな。

どないなっとんねんやけど、まあ、まあ、映画をば見てくだされば分かります。

中村倫也は、被害におうてまうんだす。

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さて、クローズド・サークル・ミステリーの嚆矢的作品と言えば、

何度か映画化されている、アガサ・クリスティ原作の「そして誰もいなくなった」が、必ず俎上に上がる。

孤島で人が次々に殺されて、遂には誰もいなくなった。あり得ない話だ。

しかし、それを論理的に解決する妙味は、本格ミステリーの粋を示す大傑作であった。

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本作も、メッチャものすごいあり得ないところがあって、謎解きの凄みを示していく。

弊ブログで、11月~12月に分析した映画の中に、この映画の謎解きのキモがあるけど、

原作小説を読んでいる人には、そのあたりは全く関係ないであろう。

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いずれにしても、重厚な犯人探しのミステリーじゃない。

コミカルで軽い。

それは、探偵役の美波チャンの、コミカル度合いによるものだろうか。

神木クンは、美波チャンに終始押されちゃってるからね。

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異人種やら怪物やらを入れて、クローズド・サークルするとゆうのは、

何やらいくらでも、できそうな気がするかもしれない。

本作のようなヤツでなくても、エイリアンとか吸血鬼とかさ。

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それでも、やはり科学的な根拠は必要になる。

そこのところは、小説では説明されていたけど、映画ではどうなのか。

さてはて、映画から発生した怪物だけに、許されるのだろうか。

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とはいえ、本作の原作は、間違いなくこれまでのミステリー小説を、震撼させるようなスゴイ作品だった。

その作品のスゴサが、キチンと映画化されたかとなると、少々不安もある。

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だが、コミカルなとこがあるとはいえ、本作は美波チャンのキャラ込みで、ミステリー的面白さにあふれていた。

邦画の本格ミステリーの映画化作品の中の、歴代ベストテン級にはなっていたとは思うぞ。

劇場へ行って確認してみようで。

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