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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析

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2019年10月13日 (日)

「空の青さを知る人よ」⇒日曜邦画劇場

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音楽ドラマ・アニメを媒介に
 
夢を追いかける素晴らしさを描く
 
 
10月11日の金曜日から、東宝の配給により全国ロードショー。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

ⓒ2019 SORAAO PROJECT

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長井龍雪監督の、埼玉県秩父市を舞台(聖地)にした、アニメ映画の第3弾。

第1弾略して「あの花」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」(2011年)、

第2弾の実写化もされた「ここさけ」「心が叫びたがってるんだ」(2015年)に続くのだが、

全ては秩父の町を、ほわ~んと表出しながら、ヒロインをポイントゲッターにした青春映画だ。

そこにあるのは、前向きポジティブな世界観である。

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タイムスリップを始めとした、時制の過去・現在を設定したアニメとゆうのは、今では珍しくないが、

但しそこに新しい解釈や設定を加えることにより、多彩な世界観や人間関係ドラマが構築できるようになってきた。

タイムスリップな「時をかける少女」だけじゃない。

大ヒットした、過去を変えるラブストーリー「君の名は。」しかり。

そして、今年も次々にそおゆうアニメが輩出されてきている。

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今年公開された「HELLOW WORLD」などに続き、本作も、過去と現在をモチーフにしている。

過去のどこかで、高校生のまま時間が止まった、人間とヒロインの交流とゆうのが、本作のオリジナル・ポイントだろうか。

空を2人で飛ぶクライマックスなどは、「未来のミライ」(2018年)とシンクロする。

でもって、それらの作品と大いに異なるところは、音楽アニメで
ある点だ。

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夢を持って生きることの素晴らしさがまずあり、たとえ夢破れたとしても、それでも前向きに生きるんだとゆうのが、本作の根幹にあると、ボクは思う。

高校生の頃と大人になった現実との差異。

しかし、日常生活、広い世界でなくてもいい、狭い故郷でも、空の青さは知ることができる。

夢の在り方を、おおらかな癒やし系の視点でとらえたこの映画は、とんでもなく心地いい。

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現実的な音楽としては、ゴダイゴの「ガンダーラ」(1977年)がポイントとなっているみたいだ。

ベーシストの若きヒロインたちは「ガンダーラ」を弾く。

なぜ「ガンダーラ」なんだとゆうセリフもある。

その答えは歌詞にある。

最後に流れる、「あいみょん」のさわやかギターの弾き語り「空の青さを知る人よ」もまた、作品に直結していく。

間違いなく、ポジティブになれる映画だ。
 

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