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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析

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2019年10月 3日 (木)

「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」


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松重豊アニキと北川景子ネーさんの夫妻映画だ
 
かつてない妊娠ハウツー映画になった!

 
10月4日の金曜日から、全国ロードショー。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

ⓒ2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会

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日本映画の夫妻映画は数多くあれど、

妊娠に特化したものは、洋画を含めてもかつてない。

子供を作らないでいようといった夫妻が、妻からの希望で、突然のように子供が欲しくなり、

夫妻がともども子供作りに励んでゆくドラマ。

いかにもこれまでにもありそうな映画だが、

調べてはみたけれど、喜劇映画をベースにしても、そういう映画は
まずない。

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確かに、妊娠して出産する映画ならば、夫妻映画に関わらず、それなりにあった。

しかし、イロイロやってみて、妊娠するか、しないか、そこに焦点を当てられた映画はない。

付け加えるなら、妊娠ノウハウ・ハウツー映画なんてゆうのは、つまりは、かつてない映画なのだ。

いわば、受精・妊娠、フツーにできない場合はどうするのかとゆう、人が誕生するその経緯を細かく伝える映画は、

これまでは、ある種タブー視されていたとも言えるかもしれない。

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妊娠するための、精子の運動率とか、人口受精、顕微受精、試験管ベイビーなど、

妊娠するかしないかまでの過程が、描かれるのだ。

その際、夫はどうすればいいのか、妻はどうすればいいのか、

そのあたりをコミカルに見えながらも、シリアスにリアルに描いてゆく。

そんな史上初とも取れる映画の夫役主演には、映画初主演となった、松重豊が起用された。

人間味豊かに、大マジに精子力を増やすために、いろんな方法にチャレンジする彼の姿は、

日本のプログラムピクチャーのコメディの、かつての主人公以上に、

奮闘努力して、笑い以上の何かを感じさせてくれる。

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そして、妻役になったのは北川景子。

特殊な映画にも関わらず、これまでの演技と変わるところはない。

自然体とゆうのは、プロとして演技していないんじゃないかと、思う方もいるだろうが、

作る演技の方が、場合によっては、嘘っぽく映ったりするものだ。

最新主演したテレビドラマ「家売るオンナの逆襲」では、異能なとこも見せてくれたけど、

ボクは本作の北川景子の方が、絶対好感があると思うよ。

洋楽を流しての婚活ダイジェスト・シーンとか、

最後に流れる、洋楽のさわやかなフィメール・ポップスとか、

心地よいところが、いくつもあった点も評価したいところ。

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