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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析

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2019年10月10日 (木)

「イエスタデイ」⇒音楽映画の傑作

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ビートルズ音楽ドラマ映画の最高傑作だ

ラブ&ピースなラブストーリーも心地いい

 

https://yesterdaymovie.jp/

10月11日のフライデーから、東宝東和の配給で全国ロードショー。

本作は2019年製作のイギリス・アメリカ合作の117分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⓒUniversal Pictures

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音楽映画のドラマ映画は、実話系映画を中心に、これまでは展開されてきた。


ビートルズなら、ビートルズのメンバーの話が主軸にあったり、


ビートルズに影響を受けた人たちの話だったりした。


しかし、本作のビートルズ音楽映画は、かつてない設定が施された。


とはいえ、実にシンプルなアイデアだ。


ビートルズの曲がこの世から消え、主人公のミュージシャンの記憶にしかなくなったとしたら、とゆう設定だ。


ビートルズのレコードも当然消えている。


だから、主人公はビートルズの曲を記憶から引き出し、自分の曲として歌っていくのである。

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最初はほとんど誰も注目しなかった。


自分に魅力がないんだなどと、自己卑下する主人公。


しかし、本作に本人として出演する、今大ブレイク中のエド・シーランの耳に止まり、


彼のツアーのオープニングアクトに起用され、さらにメジャー・デビューを果たし大ヒットへ。


ビートルズの曲の素晴らしさに特化した本作は、まさに歌そのものに集中した音楽映画だと言えよう。

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一方で、ラブストーリーも展開する。


冴えないミュージシャンだった主人公(ヒメーシュ・パテル)と、幼なじみの女マネージャー(リリー・ジェームズ)。


だが、全米デビューで主人公は、イギリスからアメリカへわたり、エド・シーランの事務所に所属し、新しい女マネージャーが付いて、2人は離れ離れになる。


さあ、そんな2人の愛の行方は?


音楽映画の新味の中で、披露されるラブストーリーもまた、オーソドックスに見えながらも、フォーエバーな輝きがある。

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アカデミー賞監督ダニー・ボイルと、ラブコメ・群像劇などの名脚本家リチャード・カーティスの初タッグ。

2人の才能が融和し、かつてないユニークな作品が撮り上げられた。

ユニークとはいえど、ボク的には年間ベストテン級の映画だった。

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とゆうことで、ビートルズ映画最高のドラマ映画であり、


音楽映画のセオリーを覆した映画として、永く記憶に残る作品となるだろう。

 

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