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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

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2019年1月18日 (金)

「マスカレード・ホテル」⇒キムタク・長澤まさみ共演

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木村拓哉ホームズと、長澤まさみワトソンが強力タッグ

「グランド・ホテル」形式な、群像劇ミステリーだ

http://www.masquerade-hotel.jp/

1月18日の金曜日から、東宝の配給により、全国ロードショー。

本作は、2019年製作の、日本映画2時間13分。

ⓒ2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会

ⓒ東野圭吾/集英社

Photo

ホテルを舞台にした映画は、

「グランド・ホテル」(1932年製作・アメリカ映画・モノクロ)をルーツとして、イロイロ輩出されてきた。

そのココロは、「グランド・ホテル」形式なる、

群像劇のスタイルを核として、作られてきたものがほとんどだ。

ホテルもののマイ・ベスト&カルトなども、

かつては弊ブログで披露したけど、本作は本格ミステリーである。

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しかし、ホテルものには、意外にもミステリーは稀少だ。

しかも、群像劇的に展開するところが、容疑者がいっぱいのノリで、展開していくわけだから、

むしろホテルとゆう場は、犯人探しのミステリーには、打ってつけの舞台設定ではないだろうか。

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ホテルの従業員として潜入する、捜査側の刑事たちに対し、

ホテル側、そして、多数多彩に訪れる宿泊客たち。

捜査側は、アンフェアーになると思うので、別にして、

一体誰が犯人なのか、推理しながら見られる点もいい。

誰が犯人なのか、当てて下さいと、観客に懸賞金付きで挑戦しても、面白いのではなかろうか。

連続殺人に符合する、符牒を見つけた刑事(木村拓哉)。

そのイントロの、暗号解読の在り方からして、

本格ミステリーの巨匠アガサ・クリスティやら

エラリー・クイーンらが繰り出した、

まさに本格モードの、ミステリー仕様を披露する。

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そんなキムタクは、文句なしに、ホームズ的位置づけとなるだろう。

となれば、キムタクを、ホテルのフロントマンに化けさせる、長澤まさみは、

さしづめワトソン役となるのかな。

いろんな客たちのイロイロを、ホームズばりに見破るキムタク。

対して、キムタクに対し、素人っぽいけど、ヒントを与える長澤まさみ。

単なるワトソン的な、助手の位置にはいない。

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でもって、何度も繰り広げられる、キムタクと長澤まさみのやり取りは、

映画の1つの見どころとなっている。

1分くらいの長回し撮影、正面や背後からのツーショットなども、何度も繰り出される。

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被疑者たちの多彩な演技にも、惑わされずに注目していただきたい。

濱田岳、生瀬勝久、田口浩正、高嶋政宏、菜々緒、松たか子らのクセモノ演技を始め、

犯人とはとても思われない、前田敦子&勝地涼や橋本マナミなども、要チェック!

伏線はきっちり張られているので、その点もお見逃しなく。

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さてはて、本作は、東野圭吾原作ミステリーとなる。

ボク的ジャッジでは、いずれも東宝配給作品だけど、

「秘密」(1999年)「容疑者Xの献身」(2007年)に、本作が、順不同の、マイ・ベスト・スリーだ。

中でも本作は、意外な犯人とゆう意味では、イチバンの出来だろうか。

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昨年の12月1日付けの、弊ブログでも披露したように、

たとえひいき目であったとしても、年間マイ・ベストテン級に挙げたい1作。

2時間ドラマとは、レベルも出来も大きく違うので、テレビ・オンエアを待つのではなく、

ぜひ劇場で体感し、犯人を当ててみてください。

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