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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析


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2018年12月 5日 (水)

「おとなの恋は、まわり道」

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キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーのリゾート・ラブだ

変格系の大人なラブ・ストーリーが展開

http://www.koi-michi.com

12月7日のフライデーから、ショウゲートの配給により、

TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田、ほかで全国ロードショー。

本作は、2018年製作の、アメリカ映画87分。「R-15+」指定映画。

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キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーが共演し、

ほぼ2人しか出ない、大人なラブストーリーが展開する。

出会いから別れ、そして再会まで、

長回し撮影を始め、2人のツーショットと会話劇が、これでもかと撮られてゆく。

男女2人の会話で魅せた「恋人までの距離」(1995年製作・アメリカ映画)や

「ビフォア・サンセット」(2004年・アメリカ)のノリがあるが、

こちらは知的というより、もっと大衆的で分かりやすい。

そして、チョイヤラシー。

Photo
リゾート・ラブとゆう設定だ。

「旅情」(1956年・アメリカ)なんかの、ドラマティックでロマンティックな、ラブかと思いきや、

こちらは、大人の恋とはいえ、もっと不器用で不似合いな、恋愛ドラマになっている。

ラブコメというより、きまずいような、こそばゆいような、おかしなラブ。

毒舌の応酬。

そんなラブを、有名役者の2人が演じ抜くのだ。

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リゾート地での結婚式に、招待された2人。

キアヌは花婿と異父の兄弟で、ウィノナは花婿の元カノ。

搭乗ロビーで最悪の出会いをし、ヒコーキとタクシーで同乗。

ディナー、マッサージなどでも一緒になり、2人だけのかみ合わないドラマが展開。

遂には、ピューマのいてる野外で、しゃべくり合いながらの、野外セックスまでやってまうんですわ。

会話しながらのセックス・シーンは、久々に見たような気がした。

「ネットワーク」(1976年・アメリカ)ほどの、シリアスなインパクトはなかったけど、

ラブコメチックなセックス・シーンとして、メッチャ楽しいシークエンスだったと思う。

リゾート地らしい場所を探しての、ハリウッドの地元・ロサンゼルスでのロケだったらしいが、

でも、そのあたりは全く気にならず、

2人の恋愛ドラマの駆け引き、シーソーゲーム具合に、集中できる仕上げだ。

喋りまくるウィノナ。いわゆる漫才で言えば、ツッコミ。

対してキアヌは、ボケになるやろか。

何はともあれ、最後の最後まで、そんな2人のノリは変わらない。

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リゾート音楽っぽいサントラも流れるけど、

ベース音を入れたジャジーなピアノとか、トランペットのファンファーレとか、

大人恋愛にふさわしい、サントラ作りをしてたな。

でも、大人な恋愛というより、会話の屁理屈っぽさと、何やら本格ラブとは、完璧にミスマッチな作りが、

妙にクセになりそな、変格ラブストーリーだった。

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