無料ブログはココログ

新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析


« 「GODZILLA 星を喰う者」 | トップページ | 「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」 »

2018年11月11日 (日)

「ういらぶ。」⇒日曜邦画劇場

4_2
「King & Prince」平野紫耀と、桜井日奈子が学園ラブする

「翔んだカップル」の変型21世紀版か

http://welove.asmik-ace.co.jp/

11月9日の金曜日から、アスミック・エースの配給で、全国ロードショー。

ⓒ2018「ういらぶ。」製作委員会ⓒ星森ゆきも/小学館

5_2
本作は、学園ラブコメ映画にしてアイドル映画だ。

しかも、ジャニーズ所属のアイドル(「King & Prince」の平野紫耀)が主演する映画だ。

さらに、コミック原作だ。

ジャニーズ主演ものもコミックものも、21世紀以降、かしましくなってきた日本映画の素材だが、

はっきり言って、ジャニーズを含む学園ものに限るならば、

ボクのハートを射た映画は、未だかつて存在しない。

1_2
実はこれまでは、その種の21世紀の学園アイドル・ラブものは、

歴代マイ・ベストとかでやってきたけど、

21世紀分は、全てマイ・カルトに回してきた。

ジャニーズがナンボのもんやねんとか、

それに引っ付くように現れる、主に新人女子アイドル(桜井日奈子)が、どないなもんやねんとか、

ホンネでは思い続けてきたワケでおまして…。

6_2
だから、当然、本作もまた、その種の映画の仲間入りなんやろなと、期待してなかったんやけど…。

その想いが裏切られたと、言いたいとこやけど、

テイストは今までの作品と、一緒だったように思う。

ラブコメが最後には、シリアス・モードになったりとかも定番だし、

これまでの学園ドラマの流れとも、さほど変わりばえしない。

3_2
別に、若手のジャニーズ男子なんて、ボクにはどうでもエエねんけど、

「King & Prince」の平野紫耀クンには、つい目を止めてしもた。

別に大したことないのに、女をいじめるけど、妄想シーンでは、女とウットリのロマンチックになる。

このサイコチックな二重人格性の設定が、

エライオモロイやん、やったわけどすわ。

2_2
平野クンのお相手役の、桜井日奈子ちゃん。

「ママレード・ボーイ」(2018年・弊ブログ分析済み)の、ストレートな誠実カワイサも良かったけど、

本作の、真逆とも言える、消極控えめ、業を煮やすくらい、はっきりしない、

曖昧女子演技には、はっきり言って、もどかしかったし褒められない。

しかし、そのもどかしさは、計算されたものだったと思う。

平野クン・日奈子ちゃん2人に絡む、

幼なじみ役の磯村勇斗・玉城ティナ、恋敵となる伊藤健太郎なんかも、

何やら大人びた観察や分析演技が、定番を覆していて、妙にクセになった。

7_2
コドモ時代の姿に、今の顔を入れたり、

章立てして、チープなCGを駆使。

コミック的をワザとのように入れるところも、何だか潔しやったな。

大げさかもしれへんけど、「翔んだカップル」(1980年)の、変型バージョンながら、

その21世紀版として、ボクは見てしもたがな。

ウーン、結局、麗しの映画でんがな~。ちゅうことか。

« 「GODZILLA 星を喰う者」 | トップページ | 「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1308338/74563020

この記事へのトラックバック一覧です: 「ういらぶ。」⇒日曜邦画劇場:

« 「GODZILLA 星を喰う者」 | トップページ | 「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」 »