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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

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2018年11月30日 (金)

今年のベストテン級映画「ごっこ」

4
親子の再会シーンがメッチャ感動的やねん

今年のベストテン級映画や~

http://gokko-movie.jp

12月1日の土曜日から、パル企画の配給により、シネ・リーブル梅田、京都出町座ほかで、全国順次のロードショー。

本作は、2017年製作の日本映画114分。

ⓒ小路啓之/集英社ⓒ2017楽映舎/タイムズ イン/WAJA

1
擬似父娘(千原ジュニア・平尾菜々花=大人になると清水富美加)の、キズナを描いた映画。

これまでの正統系親子のキズナ映画を、覆すくらいのインパクトがある快作やったな。

チャップリンの名作「キッド」(1921年製作・アメリカ映画・モノクロ・サイレント)とは、

時代的にも大いに違い、出来にも格差はあるかもしれへんけど、

コドモを守るとゆう点においては、同じようなニュアンスが、あるかもしれへんやろな。

6
コドモの虐待が社会問題化したんは、21世紀に入ってからやろう。

本作は、そんな虐待問題に、食い込んだ作品でもある。

コドモたちから、なんや知らん、いじめられとる引きこもりの女の子を見つけた、

プータロウの千原ジュニアは、彼女を保護するや、父娘の関係性のように、冒頭では描かれる。

8
でもって、そんな父娘が、大阪の実家に帰ってきた。

千原のオトン(秋野太作)は、何もかも知ってるみたいや。

しかも、オトンは息子に金を残すために、死の準備をしている。

千原の幼なじみの女警察官(優香)は、

ホンマにコドモがいたんかと、千原に詰め寄ってくる。

それでも、2人はホントの父娘のように、家族ごっこを続けてゆくねん。

2
擬似父娘とゆう設定は、ある意味ではネタバレになるかもしれへんけど、

最後の感動に酔ってもらうためには、

ボクはバレさしといた方が、より感動は深まるやろと、確信したんやねん。

3
千原ジュニアが主演の映画は、「HYSTERIC」(2000年)以来に見た。

「HYSTERIC」の暴走系のキレキレ演技は、

子役を相手にしてるだけに、かなりとまんまるくなっとるけど、

相変わらずの、投げやりふてくされ系は健在。

しかも、「HYSTERIC」と同じく、殺人事件を起こすしな。

5
対して、大阪出身の子役、平尾菜々花ちゃんの、芦田愛菜に勝るとも劣らない演技ぶり。

愛菜ちゃんよりは、大阪大阪してへんけど、スマートでかわいい演技ぶりは、守ってあげたい度を助長しまんねん。

優香の、好感度の高い、サポート演技もよろしおま。

ラストロールで流れる、キャッチーなJポップ主題歌「ほころびごっこ」も、

最後の感動の余韻を深める。

7
熊澤尚人監督作品。

彼の作品は、これまでにイロイロ見てきたけど、本作が最高傑作やないやろか。

何はともあれ、その感動に、酔いしれてくだされ。

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