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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析


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2018年11月 3日 (土)

「スマホを落としただけなのに」

3
ネット犯罪の緻密さを見せる危ない作品だ

災難に遭う北川景子も謎めいてるぞ!

http://sumaho-otoshita.jp/

11月2日の金曜日から、東宝の配給で、全国ロードショー。

ⓒ2018映画「スマホを落としただけなのに」製作委員会

1
ネット、ケータイ、SNSなどに、まつわるミステリー映画は、

21世紀になってから以降、ケッコー出てきているが、

今度は初めてスマホを、取り込んだ作品が出現したぞ

スマホを落として、それが悪意あるITのプロに拾われて、悪用されたらどないなことになるんか、

そこんとこが、実に詳細に描かれている。

2
落とした分は拾い主から戻ってきたけど、

落としたのはヒロイン(北川景子)の彼氏(田中圭)なのに、

なんでか彼氏だけでなく、ヒロインにも被害が及んでしもて…。

拾ったITのプロはスマホを、ハワイアンを聞きもってパソコンに取り込み、

でもって、何たることか、相手のパスワードも特定してしまったのだ。

確かに金銭的被害やプライバシーの侵害はあるけど、

ネットで殺人事件にまで、果たして発展するだろうか。

5
ネットと殺人は、直接リンクはしない。

でも、ITのプロが無差別殺人鬼や猟奇殺人鬼だったら、これが起こるんです。

ネットストーキングをして、相手を拉致して殺す。

「模倣犯」(2002年製作・日本映画)や「コレクター」(1965年・アメリカ)的犯罪などが、当然あり得るわけだ。

長髪の若い女性の死体が、埋められた山中で次々に発見され、

警察が捜査に乗り出す。

ここに、ネット捜査のプロの刑事(千葉雄大)がいて、

現場主義の先輩刑事(原田泰造)と共に、犯人を追う。

7
ネット被害と長髪女殺しは、どうつながっていくのか。

北川景子への、ネット・ストーキングは、どうエスカレートしていくのか。

さらに、ヒロインには、誰にも言えない謎がある。

その謎は、しかし、ネットやスマホとはあまり関係がない。

いわゆる、スマホ・ミステリーを入り口にして、

オーソドックスだけど、アッと驚かせる、猟奇殺人の犯人やヒロインの謎が、明かされてゆくのだ。

4
北川景子の被害に遭う、災難系のおろおろ演技が、ミステリーをハラハラさせてゆく。

モチ田中圭の戸惑い演技もいいし、

この前分析した「ビブリア古書堂の事件手帖」など、

このところ引っ張りダコの、成田凌の演技にも注目したいところだ。

8
Jホラー・ミステリー小説の大傑作「リング」を、

監督した中田秀夫監督作品なだけに、期待はメッチャ大きい。

最後の最後まで怖がらせ、ハラハラさせる作りなので、

存分に楽しんでください。

6

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