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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析


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2018年11月28日 (水)

「Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~」

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ディケンズの文学小説「クリスマスキャロル」の誕生秘話

クリスマスが有名になった、その時を見逃すな!

http://merrychristmas-movie.jp

11月30日のフライデーから、東北新社の配給により、

新宿バルト9、梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、T・ジョイ京都、神戸国際松竹、ほかで全国ロードショー。

本作は、2017年製作の、アメリカ映画104分。

ⓒBAH HUMBUG FILMS INC & PARRALLEL FILMS(TMWIC)LTD 2017

1
何度も映画化された、ディケンズの名作「クリスマスキャロル」(1843年発表)は、

クリスマスを有名にした小説である。

その誕生までのメイキングを、映画化したのが本作だ。

と同時に、作家ディケンズの私生活部も、事細かに描かれている。

とゆうことで、ここで、実在した作家(戯曲家・脚本家含む)を描いたアメリカ映画の、

マイ・ベスト&カルト・スリー(各順不同)を、思いつくままに披露してみると…。

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●ベスト⇒①トランボ(2016年)②恋におちたシェイクスピア(1999年)③カポーティ(2006年)

●カルト⇒①本作②ネバーランド(2004年)③ブラザーズ・グリム(2006年)

●ベストは作品を産み落とす苦境よりも、作家自身が苦難に陥る話だったり、ラブ・ストーリーだったりがメイン。

しかし、カルトは作品のメイキングの本作だったり、誕生秘話の②だったり、

作品性をブチ込んだ、アクション・ファン

タジーの③だったりと、

作家と作品が、連関したものを選

んだ。

ベストもカルトも、基本的には、作

家の人間性を描く点では同じだ

ろうか。

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そんな中でも、メイキングを仕込んだ作品としては、

「ピーターパン」誕生秘話となった、ジョニー・デップ主演の②と本作は、甲乙つけがたい仕上がりだ。

特に、本作は、作家が夢想までして、ストレートに構想心理に、踏み込んだ作品となった。

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スランプに陥って、出版社から、前借りしなければならないくらいの窮状のディケンズ

(ディズニーの実写映画「美女と野獣」の、野獣役でブレイクしたダン・スティーヴンスが扮する)が、

クリスマスに着想を得た話を考案。

だが、出版社は、クリスマスの話なんて、誰も見向きもしないと、ツレない返答。

それでも、ディケンズは、構想を進めてゆく。

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そして、ある日、小説の主人公スクルージ(クリストファー・プラマー)が、

ディケンズの前に現れて、イロイロと講釈を垂れるのであった。

そんなガンコオヤジなキャラクターと一緒に、

ディケンズは小説を書いていくのでありました。

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でもって、世間を揺るがす名作を、ものにした時の感動。

登場人物と作家のキズナなど、ドラマティックな展開が待っとります。

本格的なオーケストラ・スコアによるサントラもまた、

感動を盛り立てていたと思います。

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