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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析


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2018年10月 3日 (水)

「パーフェクトワールド 君といる奇跡」

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岩田剛典の誠実と杉咲花の献身が

メッチャな好感を呼ぶ、ラブストーリーだ

http://www.perfectworld-movie.jp/

10月5日の金曜日から、松竹の配給で、全国ロードショー。

ⓒ2018「パーフェクトワールド」製作委員会

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コミック原作らしからぬ、病系の純愛泣ける系映画。

「セカチュウ」こと「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年製作)で、

それまでにもあった、その種の映画が、ブーム的にクローズアップされ、

そのブームが峠を越えた今、登場してきた、

そんな恋愛映画の在り方を、静かに問いかける映画が本作だ。

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病に罹ってるのは、主に女が多い、このタイプの日本映画において、

本作は男が、脊髄損傷の車椅子生活をしてる。

「ブレス」(2018年・アメリカ)も、本作と同時期に見たけど、

車椅子の主人公映画を、ボクは久々に見た。

とゆうことで、ここで、車椅子が目立つ映画の、

マイ・ベスト&カルト・スリー(順不同)なんぞを、

手前勝手に披露してみると…。

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●ベスト⇒①帰郷(1978年・アメリカ)②海を飛ぶ夢(2004年・スペイン&フランス)③AIKI(2002年・日本)

●カルト⇒①本作②トーク・トゥ・ハー(2002年・スペイン)③ブレス

●ほとんどが脊髄損傷による映画だが、

1人の男のヒロイズムや、ヒューマン映画となったベスト作品や、

映画の作術的に、巧妙に使われるカルト②以外は、

ラブストーリーの本作や、家族ドラマなカルト③など、

見ていて心地いいキモチにさせてくれる、キズナ映画を、

映画的評価は別にして、選んでみた。

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さてはて、本作は、いい人だらけが、登場する映画ではある。

ボクはあんましそういう映画は、コメディやなくシリアスな場合は、

きれいごと過ぎて、好きくないんやけど、

本作は少々違ってた。

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高校時代に憧れだった先輩(岩田剛典)と女子高生(杉咲花)が、

社会人になって、会社の接待酒席の場で再会。

しかし、先輩は車椅子の生活を強いられていた。

それでも、杉咲花ちゃんは…とゆう導入部だが、

2人のフツーの自然体演技ぶりから、

まさに自然にドラマの中へと、入れる作りになっていた。

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愛し合う2人の演技は、演技を作り込んでいない、

いわば自然主義な演技ぶりで、感情がそのまま出やすく、

ゆえに観客にストレートに、伝わるようになっていて、

実に、みんなに好感度の高い、演技を示していたと思う。

岩田クンが発する、セカチュウ的な「助けてください」も、

違和感なくココロにきた。

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東京モノレールや、いつもは外見のみに、終始する江の島など、

そこへ行ってのロケーションぶりが、

ドラマ的に大きな意味を、持つ作りになっている。

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ラストロールでは、

E-girlsの、ポップなミディアム・ナンバー「Perfect World」が流れて、

爽快な余韻を深めてゆく。

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手紙とゆう、オーソドックスな手法を使った、クライマックスは、

感動的で泣くしかなかった。

「セカチュウ」とはまた違う、

映画的泣ける系を、追求した映画だ。

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