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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析


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2018年8月 9日 (木)

イギリス映画「追想」

2
かつてない変型ラブストーリーが登場!

シアーシャ・ローナンの、屈折心理演技

が衝撃!

http://www.tsuisou.jp

8月10日の金曜日から、東北新社の配給により、TOHOシネマズ シャンテ、大阪ステーションシティシネマ、ほかで全国ロードショー。

本作は、2017年製作の、イギリス映画110分。

ⓒBritish Broadcasting Corporation / Number 9 Films(chesil)Limited 2017

1
フランス映画に、かつて本作と同じ、タイトルの作品があった。

の作品のリメイク作かと思いきや、

男の復讐劇となった、その作品と

は、大いに違い、

女のデリケートさ・男の切なさに

食い込んだ、

破局型ラブストーリーとなった本

作。

9
結婚した2人(シアーシャ・ローナン、ビリー・ハウル)の、新婚旅行シーンから、本作は始まる。

ホテルでの会食、そして、初夜のシーンへと続き…。

その初夜のシークエンスこそが、本作の大きなポイントとなっている。

8
結婚⇒ハネムーン⇒初夜とゆう流れの中で、展開するラブストーリーは、

夫妻映画の何やら、王道路線のように、思われがちだが、

実はトンデモナイ・サプライズが、仕込まれた映画だった。

そのネタは、10枚の画像の中に、ヒントがあります。

みなさん、予想してみてください。

10

構成が見事にドラマティックだっ

た。

1962年をメイン舞台にして、その

後、1975年、2007年へと続くのだ

が、

男女それぞれの過去を、随時

カットバックしてゆくとゆう作りで、

2人の心理を、時の移ろいと共

に、多角的に見せてゆく。

3
何はともあれ、シアーシャ・ローナンちゃんの、クセのある演技の、妙味に魅せられた。

ゴールデン・グローブ賞主演女優賞をゲットした、

「レディ・バード」(2017年製作・アメリカ映画・弊ブログ分析済み)の、

屈折系心理演技が、本作でも反映されている。

7
対して、お気の毒な演技を、見せるビリー・ハウル。

いやはや、メッチャかわいそうやったで。

破局するにしても、あんな破局ぶりは、映画的にはタブーだと思うんだけど、

そこんとこを、ストレートに出したのは、ある意味で潔かったのでは…。

4
1962年のホテルやホテル近くの海岸の、怜悧でシンプル、チョイさびれたような感覚が、

時代を象徴した、渋い描写だった。

5
劇中で披露される、シアーシャちゃんが演奏する、バイオリンやらの弦楽四重奏を始め、

ピアノやらサックスのジャジー、

チャック・ベリーやらT-レックスやらの、ロック・ナンバーを、

時代に合わせて流してゆく、サントラ使いもまた、

ドラマを盛り上げていた。

6
ラブストーリー映画の、いわゆる変型的バージョンだけど、

ヒネリある新味が、加えられた作品だ。

デートムービーとしては、どうかとは思うけど、

片想いラブなんかの哀愁に、浸りたい方には、ピッタリな作品だろうね。

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