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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析


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2018年6月13日 (水)

「オンネリとアンネリのおうち」

3
自由気ままな少女コドモたちが、活躍する映画

2人の「ロッタちゃん」のマイホーム共同生活だ

http://www.onnelianneli.com

6月16日のサタデーから、アット エンタテインメントの配給により、シネ・リーブル梅田ほかで、全国順次のロードショー。

本作は、2014年製作の、フィンランド映画80分。

ⓒZodiak Finland Oy 2014, All rights reserved.

8
フィンランドの児童文学を、原作にした少女コドモ映画だ。

少年・少女・コドモ映画については、

かつて弊ブログで、マイ・ベスト&カルト・スリーを披露しましたが、

本作は、その無邪気な荒唐無稽さにおいて、マイ・ジャッジでは、

カルトの方に入る作品だが、

でも、2人の少女たちの、かわいくて明るいキャラに、妙に癒やされる作りとなった。

1
コドモ映画にも、陰陽・正負・明暗がある。

例えば、フランス映画に例を採るなら、

戦争で親を亡くした、少女の物語「禁じられた遊び」(1952年製作・モノクロ)が、「負」の映画なら、

対して、パリに来た少女が、気ままに過ごす「地下鉄のザジ」(1960年)は、

「正」の映画とゆうか、お気楽スチャラカな映画であろうか。

ほんでもって、本作は、北欧フィンランドから現れた、

自由気ままお気楽ゴキゲンな、少女コンビ映画だ。

2
北欧となれば、スウェーデンからの、

ロッタちゃんが活躍する「ロッタちゃんと赤いじてんしゃ」(1992年)や、

「ロッタちゃん はじめてのおつかい」(1993年)が、

日本に上陸して、スマッシュ・ヒットしたが、

本作は、そんなロッタちゃんタイプが、2人登場する。

4
大金の入った封筒を、拾った少女「オンネリ」と「アンネリ」。

その金で、家を出ていくおばあちゃんから、そのお家を買っちゃった。

そのお家は、老人用ではなく、少女コドモ用の家になっていた。

そして、両親に何も言わずに、2人だけでそこに住み、

近所付き合いまでやっちゃう、なんてお話だ。

5
2人の少女のアップを中心にして、どこまでもかわいらしく、パッパラパーに魅せてゆく。

絵を描く警察官、アイスクリーム売りの青年、

大人の姉妹、夫を亡くした妻1人のお隣さんらと、交流してゆく。

コドモ向けの映画のようでいて、大人の鑑賞にも、十分堪えられる映画だ。

6
チェロ、ピアノのほか、笛やアコーディオンなどを鳴らして、ほのぼのとしたサントラ使い。

最後には、キャッチーなユーロビート系の、フィメール・ダンス・ナンバーが流れてくる。

7
コドモ連れの家族一同で見に行ったら、どんな風になるやろかな~。

少なくとも、コドモが席を離れて、床やらで遊んでるようなところは、避けられる映画ではないかな。

自信をもっておすすめはしませんが、

休日に見に行くファミリー映画として、みんなで楽しめるような仕上げには、なっていると思います。

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