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新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析


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2018年5月10日 (木)

「ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた」

7
トラウマあるヒロイズムを描いた、ヒューマン・ドラマだ

ジェイク・ギレンホールが、ハマリ役で魅せる

http://www.bostonstrong.jp

5月11日の金曜日から、ポニーキャニオンの配給により、

TOHOシネマズ シャンテ、大阪ステーションシティシネマほか、全国ロードショー。

本作は、2017年製作の、アメリカ映画120分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⓒ2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artworkⓒ2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

1
2013年に発生した、ボストン・マラソン爆破テロに、端を発した実話ドラマ。

本作は、その捜査の過程を、スリリングに描いた「パトリオット・デイ」(2017年製作・アメリカ映画・弊ブログ分析済み)と、対を成す作品だろう。

テロで重傷を負い、両足を切断した男(ジェイク・ギレンホール)が、立ち直るまでの姿を描いた人間ドラマだ。

2
トラウマある障害者ドラマとゆうのは、

アメリカでは主に、戦争後遺症ものが多いかと思うけど、本作はテロ後遺症もの。

しかも、主人公は犯人を目撃し、それを証言したことが、犯人逮捕につながり、みんなから英雄視されるのだ。

つまり、トラウマとヒロイズムを共に体感する、複雑で難解な役柄となった。

3
さらに、結婚する恋人との関係性も、ややこしいところを、演じなければならない。

そんな主人公には、ジェイク・ギレンホールが演じた。

4
狂気の演技だったり、トラウマに脅える演技だったりは、

彼のお得意とする演技性であり、

そのあたりの演技力を、遺憾なく発揮している。

5
足の包帯を取る、1分強の長回し撮影による、苦悶の演技、

妊娠を告白する恋人との、ケンカ・シーン。

一方で、レッドソックスの始球式を、大胆にこなしたり、

多彩な演技性を、いろんなシークエンスで魅せてゆく。

8
そして、主人公を助けた男が、最後の方で登場し、主人公と相対する。

じわりじわりと感動が、押し寄せてくるのだ。

9
時おり、短カットで示されるテロ現場シーンが映され、

その直後、アップ、クローズアップをかぶせてゆくところがあり、

主人公の心理を巧妙に見せてゆく。

6
とゆうことで、新しいタイプのアメリカン・ヒーローものを、存分にお楽しみください。

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