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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

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2018年2月13日 (火)

韓国映画「悪女 AKUJO」

Photo

韓国映画の今を知れる、絶好の作品だ

「キル・ビル」に負けない、ヒロイン・アクションの快作

http://akujo-movie.jp

2月10日から、KADOKAWAの配給により、ヒューマントラストシネマ渋谷、梅田ブルク7ほかで上映中。

本作は、2017年製作の、韓国映画124分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⓒ2017 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & APEITDA. All Rights Reserved.

1

韓国映画の日本でのヒットは、今はどないやねんについては、どこかでボクは書いたりしてるけど、

最近は当たり前のように、売れなくなっている。

けども、時に、トンデモナイ映画を輩出するのが、韓国映画の宿命だ。とゆうか、運命かもしれない。

そこで、かつて驚異的なディープ・インパクトを残した、あるいは、残す可能性のある韓国映画の、

マイ・ベスト・ファイブを、手前勝手に、順位通りに紹介してみよう。

11_2

①オールド・ボーイ(2003年製作)②グエムル 漢江の怪物(2006年)③本作④チェイサー(2008年)⑤密偵(弊ブログ分析済み)

●何やらおいおいな、騒然となるような映画が、韓国映画では、

映画史のセオリーを、破壊するような形で登場したりする。

無料視聴が、当たり前のようにある今においては、

フツーの映画なんて、ゴロゴロそこらにある。

けども、韓国映画のインパクトは、

ハリウッド大作と同じくらい、臨場感あふれる劇場体験を、してほしい作品が多い。

7

かつてない禁断の愛を採り入れた①、

怪物映画の新機軸を示した②、

追いつ追われつのアクションを示した④、

第二次大戦下の、日本への抵抗テロを描いた⑤。

全ては、究極のカタチで、展開するところがミソだ。

そして、本作は、ヒロイン・アクションの究極型を示している。

2

「キル・ビル」(2003年~2004年・アメリカ映画)やら「ニキータ」(1990年・フランス)にも負けない、

記憶に残るべくの、復讐のヒロイン・アクションが展開するのだ。

しかも、撮り方も斬新。

冒頭の、POV(撮影者=ヒロインが視点になった撮り方)なヒロイン視点から、剣を出して次々に相手を斬殺し、

遂には、ヒロインの顔を見せる、

長回し撮影による、移動撮影

やら、

近距離カットや、近接撮影アクション

など、

臨場感あふれる、ビビッドなアク

ション造形が、とにかくスゴイ。

ブルーやグリーン・トーンを、織り

交ぜた寒色系のシーンを、

時に配置したりの、クールな作り

も、映画的にイイ感じ。

8

オートバイ・チェイスでの、剣戟シークエンス、

宴会場や結婚式での銃撃戦、

演劇シーンもスライドさせる、異能的アクションなど、

ヒリヒリピリピリのエゲツナ・メチャメチャ感が、

ハリウッド・アクションとの相関を、何気に感じさせてくれる。

3

ヒロイン役のキム・オクビンが、スリム・ビューティーな殺し屋役に扮した。

近作なら、「アトミック・ブロンド」(2017年・弊ブログ分析済み)の、シャーリーズ・セロンやらと比べても、

決して遜色のない、演技ぶりだったと思う。

10

印象的な口笛が聞こえるシーン。

ラストロールでは、ハードロックを披露したりの、いわゆるサントラ使いにも、工夫が施されていた。

とゆうことで、韓国映画の、トンデル新次元を示した傑作だ。

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