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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年9月 5日 (火)

韓国映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」

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ハリウッド流ゾンビ映画の、韓国流複合進化型だ

パニック映画流の、犠牲精神ヒロイズムもあり!

http://www.SHIN-KANSEN.COM

9月1日の金曜日から、ツインの配給により、新宿ピカデリー、大阪ステーションシティシネマほか、全国順次のロードショー。

本作は、2016年製作の韓国映画118分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⓒ2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILM. All Rights Reserved.

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韓国映画の今は?なんて聞かれれば、あなたはどう答えるでしょうか?

興味ないと答えるか、テレビドラマで十分と答えるか、それとも…。

パブリック・イメージの韓国映画は、韓国・北朝鮮の南北相克ものと、

ドラマ「冬のソナタ」派生のラブ・ストーリーものが、日本においては、主流でありました。

でもしか、韓国映画は、それらだけの金太郎アメ(ワン・パターン)じゃない。

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そんな1作として、本作があります。

大作韓国映画に見られる傾向ですが、ハリウッド映画的へと、アプローチしてゆくとゆう在り方です。

ハリウッド映画のおいしいところが、イロイロ、マネとゆうより、マネの進化でオリジナル化されてゆく。

確かに一般的には、マネかもしれないけど、そんなモノマネも、

新味を加え、あるいはジャンル複合型で、オリジンしてゆくのです。

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本作は、混成複合型となりました。

ベースにあるのは、ゾンビ映画ですが、

ハリウッド・パニック映画の、ノン・ストップもの、列車パニックもの、群像劇調やらの要素を振り掛けて、

フツーのゾンビ映画じゃないぞーなとこを、必死に主張するのであります。

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話は到って、シンプルとゆうか、単純ではあります。

原因があいまいだけど、すこぶる分かりやすい。

1人のゾンビから、次々に噛まれて、ゾンビ化する人々の、特急電車内における、ゾンビ対人間の攻防戦が展開し、

そして、主人公たちは、どうサバイバル対決して、安全地帯へと逃げ切るのか。

そんな映画です。

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モンスター・パニック、火災パニック、ディザスター・パニック、列車などの乗り物パニックなど、

ハリウッドの代表作が、すぐに思い出されるような、

その種のパニック映画は、ほとんど韓国で映画化されていますが、

本作は、中でも複合型として、特異な位置づけができるかと思います。

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でもって、この種の映画で、重要なのは、群像劇としての、ヒューマニズムな面白さです。

自らが犠牲になって、みんなを救う、なんてゆうタッチも、当然あるし、

各人の絡みで、サバイバルしてゆくタッチも、ハリウッド流儀でもあります。

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確かに、何人が、ゾンビにならずに、生き残るのかとゆう興味はある。

けども、その過程こそが、本作の大いなる見どころなのです。

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「ポセイドン・アドベンチャー」(1972年製作・アメリカ映画)の醍醐味がある、なんて申しませんが、

少なくとも、その名作に迫るべくのハラドキが、本作にはあります。

何はともあれ、最後まで、目が離せない映画でありました。

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