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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年8月 9日 (水)

「少女ファニーと運命の旅」

7
収容所ものより、明るい未来が見える、ナチからの逃亡映画だ

終始サスペンスある展開が強烈!

http://www.shojo-fanny-movie.jp

8月11日のフライデーから、東北新社とSTAR CHANNEL MOVIESの配給により、大阪ステーションシティシネマほかで、全国順次のロードショー。

本作は、2015年製作の、フランスとベルギーの合作による、本編96分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⓒORIGAMI FILMS / BEE FILMS / DAVIS FILMS / SCOPE PICTURES / FRANCE 2 CINEMA / CINEMA PHONE-ALPES / CE QUI ME MEUT-2015

1
先週も分析したけど、第二次世界大戦の、戦中・戦後もの映画は、

戦後72年の今も、次から次へと作られています。

本作は、この種の映画の、基本となる実話で、戦中もの。

そして、ナチからの逃亡映画なんです。

しかも、逃げる当初は大人もいたけど、

9人の子供たちだけで、フランスからスイスまで、逃げるのですよ。

ハラハラドキドキの、ロードムービーなんです。

3
こおゆう戦中の逃亡系映画は、捕捉されて送られる収容所もの映画より、圧倒的にタイトル数が少ないのですが、

つまり、ナチから逃げることが、いかに難しかったかを示しているのでしょう。

最終的には、子供たち9人全員が逃げ切ったわけだけど、

でも、大人たちのサポートがなければ、初期の最難関を、突破することはできなかった。

2
ユダヤ人のコドモたちを、支援する施設の女上長(セシル・ドゥ・フランス)の、

逃げるための、イロイロの指導がなければ、あり得なかっただろう。

セシルの毅然とした演技ぶりは、本作の大きなポイントになっています。

そのほか、コドモたちをサポートする役者陣の、いろんな行動ぶりにも、注目してもらいたい。

6
そして、もちろん、イチバンの見どころは、ヒロイン役少女(レオニー・スーショー)が、

その妹たち2人に、6人を、安全地帯へと導いてゆく、そのプロセスのイロイロです。

いやはや、事実は小説(フィクション)より奇なりとゆうか、波乱に満ちてるとゆうか、

苦難が次々に、コドモたちを襲います。

そのたびに、それを乗り越えてゆくのです。

5
一時は、ナチスにつかまってしまいます。

絶体絶命の大ピンチだ。

そんな時、彼らはどんな行動に出たか。

強烈なとこがあるんで、注目してください。

写真のイチバン下にある、スイス領土に走って入ってからも、危険は続くのです。

最後の最後まで、目が離せない作りなのですよ。

大人1人逃亡の「戦場のピアニスト」(2002年・ポーランド&フランス合作)との、違いも見えるような作品になっています。

4
ピアノ・バイオリンのほか、キモ的シーンでは、ドラマティックに、オーケストラ・サントラを流してゆくんです。

でもって、ラストロールでは、実話なだけに、実在の人物たちが映され、余韻深さを促進してゆきますし、

コドモたちによる合唱も、胸にクル仕上げでした。

とゆうことで、この次もまた、戦中ものとなる、「ハイドリヒを撃て!」を分析いたします。

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