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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年6月14日 (水)

「コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝」

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勧善懲悪の正義の味方な、香港アクションだ

黒澤明やセルジオ・レオーネにはない、アクション・シーンがバクハツ

http://sammohungisback.com/

6月10日のサタデーから、ツインの配給により、新宿武蔵野館、シネマート心斎橋ほかで、全国順次の上映中。

本作は2016年製作の、中国・香港合作120分。「R-15+」指定映画。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⓒ2016 Universe Entertainment Limited. All Rights Reserved.

何はともあれ、メッチャ派手で、スピードフルで、

スロー・モーションもあるけど、観客の動体視力が試されるような、アクション・シークエンス続き。

そして、善悪をクッキリ分け、弱者のために、正義の味方が、悪を懲らしめるとゆう、

ストレートかつオーソドックスな、勧善懲悪映画。

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ジャッキー・チェン主演の「香港国際警察/NEW POLICE STORY」(2004年製作・香港&中国合作)でも、

ド派手なアクションを撮った、ベニー・チャン監督の新作。

監督は黒澤明やセルジオ・レオーネに、影響を受けたらしいのですが、

こんなド派手・スピードフルなアクトは、両監督作品にはありませんで。

たぶんアクションの派手さではなく、その舞台設定なんかをゆうてはるのかな。

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例えば、黒澤明の「用心棒」(1961年・日本)、

でもって、それをリメイクした、セルジオ・レオーネの「荒野の用心棒」(1964年・イタリア&西ドイツ&スペイン)を見てみると、

食堂やらの造形はよく似てる。

でも、両巨匠は、食堂・居酒屋でのアクションなんかは披露してません。

むしろ、本作では、そこでスリリングな立ち回りを演じさせることで、

両巨匠とは違うところを、見せているようなカンジがしました。

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本作にちょっと出演もしてはりますが、サモ・ハンがアクション監督でして、

ベニー・チャン監督とは、初顔合わせらしいです。

香港アクション映画の、大ベテラン役者サモ・ハンは、

本作公開前に公開された「おじいちゃんはデブゴン」(2016年・香港&中国・弊ブログ5月25日付けで分析)では、

主演・監督・アクション監督を兼任し、気焔を吐いた。

でもって、本作では、新しいアクションを造形すべく、

多彩でハデハデの、アクションを演出してはるのです。

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昼寝をジャマされたと、食堂内で多人数の敵を蹴散らす、エディ・ポンのシーンから、アクションは始まるのですが、

これがまさに、ベニー・チャンとサモ・ハンのアクション演出の、ミキシングとゆうカンジ。

宿泊所の食堂での、1人対多勢の対決ぶりしかり、

湖での柵を活かした対決ぶりなど、

黒澤やレオーネも考えなかった、アクト・シーンがクリエイトされています。

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両巨匠監督の演出威力は、群像アクトより、1対1対決に発揮されていたかと思いますが、

本作でもモチ、写真の一番下にありますように、1対1対決シーンがあります。

そのアクトの造形ぶりは、両巨匠には関係なく、オリジナリティーあふれるものでした。

とゆうことで、映画館にて、ご確認くだされ。

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