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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年6月 8日 (木)

逃亡劇「逆行」

1
ストレートに逃げる、逃亡サスペンスだ

ラオスを舞台にした、カナダ映画とゆう異色ぶり

http://gyakko.espace-sarou.com

6月10日のサタデーから、エスパース・サロウの配給により、テアトル梅田などで、全国順次のロードショー。

本作は、2015年製作の、カナダ・ラオス合作の88分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⓒ2015 APOCALYPSE LAOS PRODUCTIONS LTD.

4
これまでイロイロ出てきた、逃亡映画の1本です。

かつて逃亡映画の、マイ・ベスト&カルト・スリーなんぞを、弊ブログで披露したけど、

本作は、どちらかと言えば、カルトに入る部類の映画でしょうか。

2
逃亡しながら、真犯人探しもする「逃亡者」(1993年製作・アメリカ映画)や、

記憶喪失ゆえに、なぜ追われているのか分からないまま、逃亡応戦する「ボーン」シリーズなどの、

アメリカ映画のような、ドラマティックやヒロイズムはなく、

本作のカナダ映画は、「エッセンシャル・キリング」(2010年・ポーランドほか)のように、

ひたすら逃げる・逃げる・逃げまくるのであります。

3
いわゆる、逃亡映画の原質とゆうか、小細工なしに逃げてゆく映画でして、

どのように逃げるのかとゆう、そのロードの見せ方が、大いなる見どころとなります。

5
ラオスが舞台とゆうのも、異能でカルティック。

アメリカ人が異郷の地で、エライ目に遭う映画としては、

何十年も冤罪で、ムショに入れられてまう「ミッドナイト・エクスプレス」(1978年・アメリカ)ほど、

ムチャクチャで重々しくはありませんが、感情移入度は高かった。

6
フツーの人間が休暇でリゾート地へ行き、そこで、事件に遭遇するとゆう展開。

主人公はレイプ事件を目撃し、見て見ぬふりをせずに、その犯人を思わず殴って殺してしまう。

酔っ払っていたので、本当に殺したのかは分からない。けども、殺したカンジはある。

でもって、警察に追われて逃亡するワケです。

異国の地では、何が起こるやら分からない。

そういう恐怖感を、感じさせる映画でもありました。

7
船で逃亡したり、川を渡ったりと、原始的な逃亡のやり方も、シンプルでストレートでいいと思う。

さてはて、最後にサプライズはモチ、あるのですが、それは賛否を呼ぶかもしれません。

直球の逃亡劇が、グラリと揺れる、変化球に転じる結末に、驚いてウーンとうなってみてください。

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