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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年6月15日 (木)

スペイン映画「オリーブの樹は呼んでいる」

1
おじいちゃんと孫娘のキズナが、純粋で美しい

スペインから登場する、前向きヒロイン映画の快作だ

http://www.olive-tree-jp.com

6月17日のサタデーから、アット エンタテインメントの配給によりまして、テアトル梅田ほか、全国順次のロードショー。

本作は2016年製作のスペイン映画99分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⓒMorena Films SL-Match Factory Productions-El Olivo La Pelicula A.I.E.

スペインから、家族のキズナ入り、ロードムービー仕様の、

前向きヒロイン映画の、元気がもらえる映画が、登場いたしました。

2
まず、家族のキズナ系は、おじいちゃんと孫娘のキズナがメインです。

オジンと孫のキズナ映画といえば、イロイロあるけど、

ボク的には、菅原文太と石原ひとみの「わたしのグランパ」(2003年製作・日本映画)が、大好きでした。

「わたしのグランパ」は、オジンが孫を守るとゆう設定でしたが、

本作は、その逆でして、

オジンとの過去の追想に浸りつつも、

アルツハイマーになったかのようなオジンの、一番大切だったものを取り戻そうと、

大人になった孫娘ヒロインが、必死のパッチで、奮闘努力する映画でおます。

4
オジン・オバンの想い出を、孫が現在形から辿ってゆくとゆうスタイル映画も、それなりにあるけども、

本作は、孫娘の熱意と行動ぶりにおいて、

ココロ揺るがせる、映画になったのではないかと思います。

5
さて、ロードムービー的には、オジンの大切なもの・オリーブの樹木へと向かう道行ですが、

目的地がはっきりしているロードとゆうのは、

結末がなんとなく見えてしまって、チョイオモロないとこがあるけども、

本作は、ヒロインの熱意がポイントになって、感動的でもありましたやろか。

6
かつて弊ブログで、ロードムービー映画の、マイ・ベスト&カルトを披露したり、

ソロを含む、ロードの組み合わせについて、考察したりしましたが、

本作の組み合わせは、ヒロイン・叔父さん・男友達の3人です。

ほんでもって、ヒロインが2人を、引っ張るとゆうカタチで展開します。

7
強気なヒロインの、前向きな映画として、グイグイとドラマを推進してゆきます。

その真っ直ぐな生き方は、名作ヒロインものに多かった、

それでもガンバッテ、前を向いて生きてゆくみたいな、ヒロイン映画の在り方に、通じていると思います。

3
スペイン出身の女性監督、イシアル・ボジャインのキモチも、入った作品でありましょうか。

オーケストラ・サウンドも使った、ドラマティックを意識した作りも、胸にきました。

8
大企業ビルのロビーにあった、オジンのオリーブの樹。

果たしてヒロインは、この樹をオジンのために、取り戻せるのか。

ハラハラドキドキしながらも、ヒロインに感情移入して見られる、ヒロイン映画の快作です。

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