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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年6月 7日 (水)

「22年目の告白-私が殺人犯です-」

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事件の真相を、当ててみろ!

藤原竜也や伊藤英明らが、みなさんに挑戦します!

http://www.22-kokuhaku.jp

6月10日の土曜日から、ワーナー・ブラザース映画の配給により、全国ロードショー。

本作は2017年製作の日本映画117分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⓒ2017 映画「22年目の告白 私が殺人犯です」製作委員会

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推理小説、ミステリー小説を原作としない、映画オリジナル脚本によるミステリー映画です。

映画オリジナルのミステリー、広げてサスペンスとなれば、

巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督作品など、洋画では多数のタイトル数があるけど、日本映画はどうか。

ボクはあんまし記憶にないのですが、さほどないのでは…。

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かつて犯人当てに、懸賞金を出したテレビ・ドラマなどがありましたが、

映画では、そおゆうのは稀有です。

そおゆう映画があっても、エエやんとは思うけど、

でもしか、本作の犯人(藤原竜也)は冒頭の数分で、堂々と登場してくるのであります。

おいおい、なのですが、実は本作こそ、真犯人は? に懸賞金を懸けて、上映してみたら、

大ヒットするのでは、とゆうとこがある映画なのでは、と思いました。

藤原が犯人かもしれないし、そうじゃないかもしれない。

そのへんも含めて、謎めいて展開できるのです。

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原作小説があれば、見る前に読まれてしまう。

原作と違う犯人(これまでは例がありません)に変えても、ある程度予想されてしまう。

でも、オリジナルなら、事前に分かることはない。

ただ、本作の場合、ミスリード(読者・観客を間違った方向へゆかせる素因)のための容疑者候補が、

少なすぎるところがあり、そこに穴があるかもしれませんが、

イロイロとサプライズや、どんでん返しのどんでん返しを経て、示される真犯人は、

ミスリードの網を張りまくれば、なかなか当たらない犯人だと思いました。

犯人の名前だけじゃなく、

動機なども当てるとゆうカンジならば、さらに当たる人は少ないことでありましょう。

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阪神大震災と地下鉄サリン事件があった、1995年に起こった連続殺人事件が、時効を迎えるのですが、

死刑に相当する犯罪の15年の時効が、2010年に時効廃止になったこと。

その直前に時効を迎えるとゆう設定で、ドラマが展開します。

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事件は、なぜ迷宮に入ってしまったのか。

そのあたりの詳細は描かれていませんが、そこを描くと長尺になってしまう。

ハショリは、こおゆうドラマでは重要です。

本来なら、「64(ロクヨン)」(2016年製作)のように、前後編に分けて、じっくり描くべき素材なのかもしれませんが、

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一方、時効成立の7年後の2017年に、なぜ直後ではなく、7年後なのかは不明ですが、

「私が犯人です」と、藤原竜也が登場し、その事件の詳細を描いた実録本を出して、

ベストセラーになるなんてゆう、あり得ない設定が紡がれます。

いや、あり得ないわけじゃないけど、あってほしくない展開と申しますか…。

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そして、藤原竜也は、当時の捜査員刑事役の伊藤英明を挑発し、

やがては2人が、テレビの生中継の報道番組に出演して、

騒動はさらに、トンデモない方向へと、ねじれてゆくのでありました。

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犯人当てとゆうより、真相当てをポイントに、

懸賞金公募を懸ければ、ますます面白くなるに違いない作品でありましょう。

とゆうことで、賞金稼ぎはできませんけども、

みなさん、真相当て・犯人当てに、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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