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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年5月31日 (水)

「ブラッド・ファーザー」⇒メル・ギブソン主演

1
「96時間」と双璧を成す、父娘アクションとキズナぶり

「マッドマックス」を思い出す、アクションにも注目だ!

http://www.B-FATHER.JP

6月3日のサタデーから、ポニーキャニオンの配給により、全国ロードショー。

本作は、2016年製作のフランス映画88分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⓒBlood Father LLC, 2015

2
まさに、メル・ギブソンのための、映画と言ってもいい内容です。

映画監督としての復活ぶりを示した、戦争映画「ハクソー・リッジ」(6月24日公開・後日分析予定)。

そして、本作では、役者としてのメル・ギブソン流儀を、

思いっきり披露した快作となりました。

6
画像のいくつかを見てもらえば、分かるように、

メル印の登録商標になってる、バイクに乗っての「マッドマックス」シリーズ(第1弾は1979年製作・オーストラリア映画)なんかを、

ストレートに思い出させるシーンがあったりします。 

8
アメリカを舞台にしたフランス映画とゆうのも、メルにとってはサプライズなカンジですが、

フランス映画・娘を救い出す父、といったキーワードでいけば、

リーアム・ニーソン主演の、ヒット・シリーズ「96時間」シリーズ(第1弾は2008年・フランス)を、思い出したりするわけであります。

7
「96時間」の場合は、娘が清純・父は元CIA。

対してこっちは、娘も父も粗野にして無謀。

スマートなアクションよりも、ワイルド感を強調した仕上げぶりを示します。

そのワイルド感は、個人的には、アメリカン・ニューシネマが有していたような、

スリリング・突発・衝動的を、感じるものでありました。

10
昔別れた父と娘。

そんな娘は犯罪集団に入り、そこから逃げて行方不明中。

父のメルは、トレーラーハウスで暮らすアル中野郎。

こんな設定からして、危ない、危ない。

ハードボイルドや犯罪映画の定番系を、

ニューシネマな、1970年代的シャープな感覚で、割って見せたような作品。

12
父と娘が、警察と犯罪集団から追われて、逃げもって応戦。

「マッドマックス」のような、チェイス・アクションも展開してまいります。

そして、クライマックスは西部劇のような、荒野の決闘やねん

4
無頼なメルはモチ、娘役のエリン・モリアーティも、メルに負けずの、ハチャハチャなヤンチャ娘を演じています。

彼女が関わった犯罪集団での、サプライズもあって、

最後の最後まで目が離せませんで。

11
付け加えまするに、西部劇で見られたような、荒野や空の、

アメリカ大陸的な自然描写の、壮大なカンジも、

作品に絶妙なアクセントを加えています。

5
写真の何枚かにありますように、青空・夕景・荒野など、

アメリカでしか見られないような風景に加え、

時おりのハッとさせる、ロングショットのキレなんぞが、ボクの胸を衝いてきよりました。

9
既にDVD化されている「96時間」のスマート・スタイリッシュとは違う、

本作の荒らくれ・ワイルド・ゴタゴタ感。

その対比ぶりは、見れば明らかですが、

何はともあれ、どちらもスリリングで、手に汗握る作りになっています。

3
とゆうことで、「96時間」に魅せられた方は、

全員集合で、劇場まで見に行ってくだされ。

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