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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年4月25日 (火)

「無限の住人」⇒木村拓哉主演時代劇

1
必死のパッチでキムタクが魅せる、チャンバラ・アクション

剣戟アクションの、ヒロイズムがシューティング

http://www.MUGEN-MOVIE.jp

4月29日の「昭和の日」から、ワーナー・ブラザース映画の配給によりまして、全国ロードショー。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⓒ2017 映画「無限の住人」製作委員会

リアリティーある本格時代劇ではなく、コメディを除いた変格時代劇の、

マイ・ベスト&カルト・スリー(各順不同)を、披露しますと…。

ちなみに、変格時代劇とは、SF的設定や、あり得ない100人斬りとかを、大マジで披露するものと、勝手に規定いたしました。

また、チャンバラ・剣戟・殺陣ある作品に、限定しています。

2
●ベスト⇒①十三人の刺客(2010年製作)②五条霊戦記(2000年)③どら平太(1999年)

●カルト⇒①本作②るろうに剣心(2012年・2014年に前後編)③あずみ(2003年)

●いちおう、カルトはコミック原作にしました。

義経と弁慶の戦いを、SFモードで描いたベスト②、明治の剣戟カルト②を除くと、

100人以上ブッタ斬り(ベスト③・本作・カルト③)や、果てなき集団チャンバラ(ベスト①)が、

大いなる見どころとなってる作品群です。

そして、工藤栄一監督の「十三人の刺客」(1963年・モノクロ)の、バージョン・アップ・リメイクとなったベスト①と本作は、

同じ監督・三池崇史監督によるもの。

3
徹底的な激しいチャンバラの、連続シューティングは、まさにこの監督の、独壇場だと言えましょう。

本作は、モノクロで描かれる、木村拓哉の100人斬りから始まり、

1対1対決(キムタクVS市川海老蔵・戸田恵梨香ほか)を、小刻みに挟んで、

クライマックスでは、杉咲花を守りながらのキムタクと、福士蒼汰&戸田恵梨香が、300人の幕府軍と対決するのです。

6
キムタクのキャラが異彩を放つ。

切られても蘇えり続ける不死の剣士。

SFチックではありますが、それだけに、バイオレンス度も高い。

冒頭のモノクロ・シークエンスで、殺された妹(杉咲花)に、ソックリの女から、親殺しの仇を討ってほしいと頼まれ、

嫌がりつつも、ゆっくり彼女にのめり込み、守ってゆくスタイルも、

ドラマチック・ヒロイズムに満ちた演技ぶりです。

4
対して、杉咲花のキャラが、ホンマに守ってあげたいと、みんなが思うくらいの、

アイドルチックな、危なっかしい演技ぶりでして、

それゆえに、ワイルドなキムタクとの、対比コンビぶりが、ドラマを盛り立ててゆきます。

7
キムタクの対戦相手では、キムタクと同じく不死の市川海老蔵の、不死・不死対決。

キムタクがやられることになる、特殊武器を駆使する娼婦剣士・戸田恵梨香との対決など、

異能かつ異質な戦いシーンが、ディープなインパクトをもたらします。

5
不敵な田中泯、渋い山崎努、クセのある市原隼人、お淑やかそうでいての栗山千明、

おいおいこれがあの人なのかと、思わせる山本陽子など、

意外なキャスティングにも注目ください。

8

何はともあれ、クライマックスの戦いが、ベスト①と勝るとも劣らない仕上がりぶりで、何とも凄い。

深作欣二監督を継ぐような、三池監督の、日本のバイオレンス映画監督の、名匠ぶりに酔いました。

9
SMAP解散後初の、キムタク映画。

ゴールデンウイークのスタートに、全国民大注目の作品の登場です。

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