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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年3月30日 (木)

「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」

Photo
ナタリー・ポートマンの毅然とした、心に残る快演技

「JFK」もの映画に、新たな刺激的問題作が登場だ

http://www.jackie-movie.jp

3月31日のフライデーから、キノフィルムズ/木下グループの配給によりまして、全国ロードショー。

本作は、2016年製作の、アメリカ&チリ&フランス合作の99分。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

ⓒ2016 Jackie Productions Limited

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JFK暗殺検証ものをメインに、JFKもの映画は、イロイロ出てまいりました。

でもしか、本作は、そんなJFKのファーストレディの、

事件前後の想いを綴る、ヒロイン映画の傑作となりました。

2

各国のトップのヨメや、女トップを描いた映画はそれなりにありますが、

USA大統領のヨメはんを、ヒロインにして描かれた映画は、

おそらくアメリカン映画史上、初めてではないでしょうか。

11

主演のナタリー・ポートマンの演技が際立っています。

災難に遭うヒロイン像として、アカデミー賞主演女優賞をゲットした「ブラック・スワン」(2010年製作・弊ブログ分析済み)は、

幻覚設定の中で、ギリギリの逼迫系を演じていましたが、

本作は、災難系でも、実話ベースなので、もっとリアル感ある、毅然とした演技で、魅せてくれはりました。

3
彼女を際立たせるための、脇役陣も好演。

彼女を慰め、事件の後処理に追われる、自らも暗殺され映画化もされた、JFKの弟役には、ピーター・サースガード。

「アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発」(2015年・ブログ分析済み)でも示した、抑制された演技性は、特筆ものでした。

4
共に、ナタリー・ポートマンをサポートする、グレタ・ガーウィグや、

神父役ジョン・ハートらの演技も、好感度があふれていました。

5
映画の総体を見ると、JFK死後のナタリーを、新聞記者が取材してるシーンと、

ナタリーの過去をシンクロさせるとゆう、映画的カットバックが渋かった。

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何はともあれ、クライマックスとなる、JFKの葬送シーンと、

ナタリーが思い出す、近接撮影による、JFKの銃撃暗殺シーンの、シンクロナイズ描写は、

本作最大の、ディープ・インパクトな見どころです。

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そして、印象的なセリフの数々にも、酔うことができましたえ。

時おりの長回し撮影もエエし、

8
不協和音・単一的と、オーケストラを使い分ける、サントラ使いも、フック的ながら、ココロにきとります

7
特に、ミュージカル「キャメロット」(1967年)のナンバーが、大統領とそのヨメを描くのに、癒し系であり、

その曲に乗った2人の、ダンス・シーンなども、グッときました。

9

実話ものヒロイン映画として、最高級の仕上がり具合でした。

ボク的にも、年間マイ・ベストテンの候補作の1作。

とゆうことで、映画ファンだけやなく、一般の方々にも、ぜひ見に行ってもらいたい作品です。

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