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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年3月24日 (金)

「サクラダリセット 前篇」⇒週末日本映画劇場

1
野村周平・黒島結菜・平祐奈らが、活躍する

いわゆる、学園ものアクションの、新しいスタイルだ

http://sagrada-movie.jp

3月25日の土曜日から、ショウゲートの配給によりまして、全国ロードショー。

「後篇」は、5月13日にロードショーだす。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

ⓒ2017映画「サクラダリセット」製作委員会

いきなりやけど、日本映画の学園ものアクションの、

マイ・ベスト&カルト・スリー(各順不同)を、思いつくままに披露いたしますと…。

●ベスト⇒①バトル・ロワイアル(2000年製作)②けんかえれじい(1966年・モノクロ)③ぼくらの7日間戦争(1988年)

●カルト⇒①本作②ビー・バップ・ハイスクール(1985年)③高校大パニック(1978年)

2
●いわゆる、ベスト②カルト②に加え、井筒和幸監督の「ガキ帝国」(1981年)「岸和田少年愚連隊」(1996年)など、

ケンカものとゆうのんが、20世紀においては、学園アクションの花形であったかと思います。

でもしか、新種はその時代時代に、作られてきておりました。

社会派ドキュ「ボウリング・フォー・コロンバイン」(2002年・カナダ映画)で描かれた、

コロンバイン校の銃撃事件を、先取りしたようなカルト③。

学生同士が殺し合いをする、サバイバル映画のベスト①。

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そして、何人かがつるんで、あるいはチームを組んで、体制側と対決するタイプの映画は、

宮沢りえが主演したベスト③と同様、本作へも通じるものであります。

フツーの高校生たちの、ベスト③と違うのは、本作は、SF設定の特殊能力の、高校生たちによる、体制側との対決を、クリエイトしています。

21世紀には、この種の特殊能力者たちの映画は、いくつも出てきたかと思いますが、

本作はその雛形として、堂々と提示できる1作でありましょう。

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しかも、本作は、「時をかける少女」(1983年)以来、定番的ともなったタイムスリップ系も、大いに取り込んでいます。

過去のリセット、改ざん系は、当たり前のごとくに、披露されてまいります。

但し、過去のリセットにも、正義の在り方らしい展開で、納得できる作りを、施しているのがミソでしょうか。

3
主人公役の野村周平。

その特殊能力設定のお相手は、黒島結菜。

この2人のコンビネーションが、本作のキモや見どころとなります。

そんな中で、いろんな本を、主人公がヒントにするシーンがあるのですが、

その1冊である、フィリップ・K・ディックの「ブレードランナー」(1982年・アメリカ)の、

原作となった小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」は、

本作のネタの1つの、おっきなポイントになっとりましたで。

5
正義仁義肌の野村周平、消極的ながらも、仁義に熱い黒島結菜。

いろんな特殊能力の人たちと、2人のチームワークぶりの面白さ。

みんなの結束の結果、既に死んでるのに、蘇った平祐奈。

その平祐奈が、後篇では、ドラマのキーパーソンとなってゆきます。

後篇は、公開直前の後日に分析いたしますが、

前後編に分ける公開スタイルは、1950年代の映画黄金時代には、当たり前のようにありましたが、

21世紀になって、またもや、かしましくなってきてるようですな。

いずれにしても、前の面白さが、ヒットするためにも、メッチャ重要となってきます。

本作は、サプライズある、前篇の終わり方によって、後篇への期待度合いを高めています。

まずは、前篇を、じっくりご覧ください。

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