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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年3月17日 (金)

ジャパニメーション「ひるね姫~知らないワタシの物語~」

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夢と現実を、シンクロナイズさせたヒロイン映画

「君の名は。」「この世界の片隅に」らを意識した作品だ

http://www.hirunehime.jp

3月18日の土曜日から、ワーナー・ブラザース映画の配給によりまして、全国各地イッセーのロードショー。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

ⓒ2017 ひるね姫製作委員会

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よく昼寝する女の子ヒロインが、夢を見る。

その夢は、睡眠が途切れても、眠るたんびにつながっていて、

ハートランドとゆう未来社会を舞台に、ヒロインが魔女姫となって、鬼ロボットと対決するとゆうストーリー展開。

でもって、夢と現実がシンクロナイズして、物語が進んでゆきます。

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少女始め、アンダー20歳なヒロイン映画とゆうのは、スタジオジブリ始め、

最近の大ヒットした映画にも、通じているものですが、

昨年ヒットした「君の名は。」(弊ブログ分析済み)や「この世界の片隅に」(分析済み)、

今年ヒット中の「劇場版 ソードアート・オンライン」(分析済み)とも、共通しております。

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但し、本作は、とりわけ「君の名は。」に対して、対抗意識を燃やして、

神山健治監督が撮り上げてきたはずだと、ボクは確信します。

いわゆる、トリッキーとゆうキー・ワードがあります。

フツーの流れでフツーのように、物語を紡ぐんやない、スタイルとでも申しましょうか。

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「君の名は。」は、現在と過去の、2つの年のシンクロでしたが、本作は夢と現実のシンクロ。

して、本作の聖地となる場所は岡山県。

構成を練り上げ、魅力的なナゾがあって、トリッキーがあるんです。

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それでいて、オリジナル・ポイントを打ち出そうと、熟慮のあとが見られます。

東京オリンピックが開かれる、2020年が舞台。

人が運転せずとも、自動で動く新しい自動車システムを、ヒロインの死んだ母が開発して、それを父が継承しているのですが、

そのシステムを巡っての、争奪戦があります。

父が警察に拘束されて東京へ。

さらに、ヒロインが未だ会っていない、自動車会社社長の母方の祖父が、この件に関わっているらしい。

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でもって、ヒロインは、幼なじみの男の大学生と共に、東京へと向かうのです。

後半にある、このロードムービー部には、大阪の道頓堀なんかも出てきて、個人的にはニヤリとしました。

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ヒロインの見る夢のSF世界が、現実の問題解決のヒントになるだけでなく、

本作のネタにも、つながっていく作りです。

2界をいかにつなげるか。

そこに、工夫を凝らしている点においても、「君の名は。」を意識しているのではないでしょうか。

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薄色配色的には、「この世界の片隅に」に通じるかな。

過去シーンでは、モノクロに近い色使いもしています。

ピアノ・チェロ・バイオリンなどのサントラを、適宜に配置し、

ラストロールでは、ヒロインの声優役の高畑充希が、「デイ・ドリーム・ビリーバー」を、日本語詞でカヴァーしてたり…。

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その高畑充希の、初声優ぶりにも注目。

夢と現実の声色の使い分けも、ちゃんとやってはりまっせ。

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さてはて、「君の名は。」と比べて見て、みなさんの評価はいかがなものでしょうか。

ボク的には決してヒケを、取ってるとは思えないのですが…。

いずれにしても、大ヒットしても、おかしくない作品です。

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