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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年3月31日 (金)

中華映画「第3の愛」

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ソン・スンホンとリウ・イーフェイ共演で、実際に恋人同士に

「私の頭の中の消しゴム」の監督が描く、ラブ・ストーリーだ

http://www.daisan-ai.com

4月1日のサタデーから、ツインの配給によりまして、シネマート新宿、シネマート心斎橋やらで、全国順次のロードショー。

本作は2016年製作の、中国映画113分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

韓国のイ・ジェハン監督と言えば、ラブ・ストーリーの名手であります。

フィルモグラフィーを見れば、戦争映画も撮ってはりますが、

日本で一番売れた韓国映画「私の頭の中の消しゴム」(2004年・韓国映画)やら、

中山美穂ミポリンを主演にした「サヨナライツカ」(2009年・日本・弊ブログ分析済み)など、

祖国・韓国に固執することなく、アジア各国の作品を監督してはります。本作は中国映画となりました。

ほんでもって、一口にラブ・ストーリーといえ、多彩な切り口で展開します。

記憶喪失の病系の「私の頭の中の消しゴム」、

三角関係恋愛の「サヨナライツカ」。

そして、本作は、身分違いの恋に挑みました。

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王女と新聞記者の「ローマの休日」(1953年・アメリカ)、娼婦と富豪の「プリティ・ウーマン」(1990年・アメリカ)など、

この種の映画は、メッチャ・ドラマティックでもあります。

で、本作は、女弁護士(中国女優リウ・イーフェイ)と、大会社の御曹司社長(韓国男優ソン・スンホン)の愛が、紡がれてまいります。

ほんで、この2人。本作での共演で、実際にも恋人同士にもなってまいました。

そういう映画を俯瞰してみますと、

山口百恵・三浦友和映画、ブラピとアンジーなど、メッチャあることに、気付かれることでおましょう。

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でもって、本作は身分違いの恋物語の破局具合として、

マニュアル通りかもしれへんけど、多彩なフレイバーを入れてはります。

いわく、バツイチ、三角関係、政略結婚など。

どこまでもソフィースケイト・タッチの、ソン・スンホンと、

キリリと凛として毅然とした、リウ・イーフェイの対比効果演出は、絶妙やったと思います。

そして、この2人のやり取りや恋愛の推移具合は、大げさかもしれへんけど、

ハリウッドの王道のラブ・ストーリー「風と共に去りぬ」(1939年)にも、近いものをカンジました。

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スローモーションやら短カットの連続編集に加え、今どきの中国の黄砂ある風景描写など、

細部の心憎いところまで、おろそかにはしてはりません。

ラブ・ストーリーの、心地いい快作。

最後には、泣きもありまっせ。

とゆうことで、ぜひとも、夫妻や恋人同士で、劇場へ見に行っていただきたい作品です。

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