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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年2月22日 (水)

「きょうのキラ君」⇒飯豊まりえ・中川大志共演

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コミック原作の、学園ラブ・ストーリーな

ニュー・アイドル映画の誕生だ

http://www.kirakun.jp

2月25日の土曜日から、ショウゲートの配給により、全国ロードショー。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

ⓒ2017「きょうのキラ君」製作委員会

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見出しには書かなかったのですが、本作はラブ・ストーリーではあるのですが、

男女のどちらかが、不治の病系のラブなんです。

ところが、実は、病系にありがちな、暗いトーンがほとんどないとゆうか、

むしろ逆に、さわやかな仕上がりになっている、不思議な映画なのです。

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「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年製作)のような、「助けてください」な逼迫感もなく、

吉永小百合主演の「愛と死をみつめて」(1964年)のような、とことんなお涙ちょうだい節もない、

ホンマ、不思議快感な作品になっているのです。

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ボクのカンジでは、末期ガンの主人公の恋愛映画「8月のクリスマス」(2005年)の静謐なたたずまいが、

明るいモードに変換した上で、さらにゴキゲンな、ラブ・ストーリーへと走ってゆくような、そんな映画なのです。

古い言い方ですんませんが、驚き桃の木な、

明朗快活な、病系学園ラブなのであります。

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さてはて、ラブ・ストーリーとして見た場合、本作は始まって47分くらいで、ラブが成就してしまいます。

その時点で、本編はまだ半分以上残っておりまして、

そしたら、その後は、2人の恋愛のイロイロや、別れなんかも、描くのかなと思いきや、実はチョイと違っておりました。

モチ、病系としてのドラマツルギーも、それなりに展開はするのですが、

そのあたりは、見てのお楽しみとゆうことで…。

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ニュー・アイドルたちが登場します。

主演男優は中川大志クン。

ジャニーズ所属じゃない男優アイドルは、この時代には稀有であります。

しかも、好感度の高い、さわやかな演技ぶりです。

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「暗黒女子」(4月1日公開)などの主演作も控える、飯豊まりえチャン。

癒やし系キャラが、メッチャたまりません。

飼ってる九官鳥を先生と呼び、

ほんで、今や天然記念物的とも言えなくはない、男に尽くすタイプな女の子。

こんな彼女がいたらエエな~と思える、そんな演技ぶりでした。

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「サクラダリセット」(前篇3月25日公開・後篇5月13日公開・弊ブログ後日分析)では、

キー・ポイントな役柄を演じる、平祐奈ちゃんなどの、脇役にも注目あれ!です。

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監督は、川村泰祐のアニキ。

「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」(2010年・ブログ分析済み)の上野樹里、

「映画 秘密のアッコちゃん」(2012年・分析済み)の綾瀬はるか、

「海月姫」(2014年・分析済み)の能年玲奈など、

ヒロイン・アイドルの演出ぶりに、才能を発揮する監督なだけに、

本作も絶好調なメガホンぶりを、発揮しています。

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冒頭。ロック・バンド・サウンドに乗って、校舎の屋上まで、飯豊まりえが駈けてゆくシーンや、

ピアノに乗って、中川大志が傷ついた小鳥を介抱し、飛び立たせるシーンなど、

サントラ使いも印象的でした。

[Alexandros](アレキサンドロス)の、キャッチー・ナンバー「今まで君が泣いた分取り戻そう」なんか、ググッときましたで~。

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不治の病入り学園恋愛映画でも、

「世界の中心で、愛をさけぶ」セカチュウの、

対極に位置するような映画です。

その摩訶不思議な、癒やしの世界へと、入ってみてください。

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