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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年2月14日 (火)

「東京ウィンドオーケストラ」⇒楽しい音楽映画

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地方ロケーションの、音楽ムービー最新版

松竹映画的な、和みあるライト・コメディだ

http://www.tokyowo.jp

2月18日の土曜日から、元町映画館、京都シネマやらで、2月25日からテアトル梅田やらで、全国順次のロードショー。

本作は、2016年製作の日本映画76分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

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ⓒ松竹ブロードキャスティング

本作は日本映画の、地方ロケ音楽ムービーです。

さてはて、以前にも何度か披露しましたが、ここで、いつものように思いつくままですが、

日本の地方ロケ音楽ドラマ映画の、マイ・ベスト&カルト・スリー(各順不同)を、申し述べますと…。

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●ベスト⇒①スウィングガールズ(2004年製作・矢口史靖監督・上野樹里主演)

②ここに泉あり(1955年・今井正監督・岸恵子主演)

③ジャズ大名(1986年・岡本喜八監督・弊ブログ分析済み)

●カルト⇒①本作

②オケ老人!(2016年・杏主演・ブログ分析済み)

③くちびるに歌を(2015年・新垣結衣主演・ブログ分析済み)

●ベストは、名監督の作品を、カルトは、21世紀最新作の中から選びました。

2
さらに、ベストは日本の音楽ムービーの、画期的な作品を選んでいますが、

シリアス系のベスト②に対し、コミカル系でいくスタイルは、時代劇と合体させた③、

そして、地方ロケ・学園ものと合体させた①の出現により、

現在の音楽ムービーの見せ方を、構築したと言っても、過言ではありません。

3
コーラス歌ものは、どちらかといえば、カルト③のようにシリアス系が多いけど、

ベスト①のジャズ、さらに本作やカルト②の、オーケストラものは、

なぜかコミカル・モードが、似合っているようです。

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地方ロケで、コミカルで、音楽映画で、そして、この種の映画は、主演女優の存在感が、特長的であります。

ベスト①の上野樹里は、コメディエンヌとしての才能を、開花させましたが、

カルト②の杏や、本作の中西美帆は、

コメディエンヌというよりも、巻き込まれ型のシリアス・ヒロイン役です。

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でもって、この種の演技こそ、音楽ドラマ・ムービーだけではなく、

映画的設定として、かなりと妙味がある役柄であることが、分かるはずです。

7
カルト②は、間違って別の楽団に、入ってしまったヒロインを描きましたが、

本作では、間違って一字違いの楽団を、招聘してしまった、町役場のスッタモンダを、コミカルに描いています。

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その間違いに、いち早く気づくのが、役場の平職員の中西美帆ネーさんです。

ほんで、のほほんなアマチュア・オーケストラ集団とつるんで、一緒にみんなを騙して、公演する方向へと、導いてゆきます。

このあたりのスリリング&コミカルが、本作の大いなる見どころです。

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クライマックスの演奏シーンを始め、その後の逃亡サプライズなど、目が離せませんが、

一方で、松竹映画的な和みやキズナが、ほんわかとカンジられる映画になっています。

また、パーカッションや弦楽などを駆使した、松竹映画的なサントラ使いも、そのあたりを促進していると思います。

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おそらく、邦画史上初めての、屋久島ロケ映画とゆうのにも、ボクは新鮮味を覚えました。

何はともあれ、楽しく見られる映画なので、家族一同で見に行ってくだされ。

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