「ドクター・ストレンジ」
「インセプション」チックな、VFX使いがスゴイ
http://Marvel-japan.jp/Dr-strange
1月27日のフライデーから、ディズニーの配給によりまして、3D&2D同時公開で、全国各地イッセーのロードショー。
本作は、2016年製作の、アメリカ映画115分。
文=映画分析研究所 所長 宮城正樹
ⓒ2016 Marvel. All Rights Reserved.
何はともあれ、VFX、エフェクト、CGなど、
トンデモ特撮ぶりの、新たな次元に、驚かされた作品でした。
街そのものを歪ませ、その中で対決させるとゆう作りは、
例えば、「インセプション」(2010年製作・アメリカ映画・弊ブログ分析済み)などでも、使われていましたが、
本作はそのさらに向こうへと、進化したものです。
①冒頭で披露される、街を歪ませ、ビルの横壁での対決。
床をはずし続けて、何とも言えない、スリリングかつハットトリックで、スピードフルな、アクション対決シーンです。
②そのロング・バージョン。
クライマックスの1つだと言えましょう。
③病院内での、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)の、亡霊風透明対決。
こおゆう対決は、過去の映画にもあったかもしれませんが、その流れや展開、設定に、異彩と新味をカンジました。
④魔術師役の、ティルダ・スゥイントンが、ドクター・ストレンジに、異世界を見せるシーン。
前へ前へと進む、色彩豊かな、異次元空間のさまよい。
「2001年宇宙の旅」(1968年・アメリカ)の、クライマックス・シーンを、ボクは思い出しました。
ドクター・ストレンジが、マントを使って、元へ戻せる能力を駆使して、元へ戻していく、時間逆行のハットトリック。
そんな逆行の中で、バーサスが展開するとゆう、時空間対決の新たな造形。
「インセプション」でもあったけど、こちらは、時間軸の狭間とゆう点を強調した、詳細でリアルな作りになっています。
その直後、車を思いっきり飛ばして、事故って大ケガを負うシーンがあります。
奇跡的に生き残った主人公ですが、手が思うようにいかずに、手術ができないことを知ります。
でもしか、「ロボコップ」(1987年・アメリカ)的に復帰しようと、
必死のパッチのリハビリを、やり続けるのですが、うまくいかず、
彼女(レイチェル・マクアダムス)に当たって、仲違いしてしまいます。
同じくリハビリしてた同僚が、元通りになったことを知った主人公は、
その方法論を聞いて、ネパールの魔術師のとこへ。
ヒーロー、ドクター・ストレンジへの道を、歩んでゆくのでありました。
祖国イギリスでは、高視聴率テレビドラマの、主演に扮して、国民的俳優になっている方です。
なるほど、本作を見ても、その逆境をハネ返すような、粘り込みと執念の演技は、
日本でも国民的好感を、呼ぶような演技性でしょう。
「アベンジャーズ」シリーズの、スピンオフとは申せ、
スピンオフから、大化けシリーズになるような、ヒロイズム的魅力に満ちた快作でした。
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