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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年1月22日 (日)

「恋妻家宮本」⇒日曜邦画劇場

1
阿部寛と天海祐希の、コメディ系夫婦映画

家族一同で見に行ける、良質の仕上がり

http://www.koisaika.jp

1月28日の土曜日から、東宝の配給で、全国ロードショー。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

2

ⓒ2017「恋妻家宮本」製作委員会

本作は、阿部寛・天海祐希による、コミカル系の夫妻映画です。

でもしか、教師役の阿部寛の、生徒との関わりでの、泣ける人情エピソードもあり、

多彩な角度から、夫婦のキズナの、なんたるかを捉えています。

5
シリアス系とは違う、コミカル系の夫妻映画といえば、

「夫婦善哉」(1955年・モノクロ)などが筆頭にありますが、

本作は、ある種現代の「夫婦善哉」と言ってもいい、仕上がりになりました。

9
コドモが大人になって結婚して家を出て、夫妻は何年ぶりかで2人になり、

ヨメ天海祐希は、ダンナ阿部寛に迫り、これからは名前で、呼び合おうよと言います(写真上から3枚目)。

3
でもしか、阿部寛は、自宅の書棚にある、ハードカバーの志賀直哉作の「暗夜行路」を、読み返そうかとして、

そこに挟まれた、ヨメ天海が自分の欄だけ書いた、離婚届けを発見します(写真上から4枚目)。

ヨメには何も問わず、阿部はヨメの真意は何かに、悩み続けるのです。

「家族はつらいよ」(2016年・弊ブログ分析済み)にもあった設定ですが、

コレが本作のネタの、一つになっとります。とゆうか、メイン・ネタかな。

6
ファミレスをポイントにした、夫妻の過去回想シーン(上から11枚目)もあり、

ソフト・フォーカスな柔和なタッチが、ほんわか優しいですわ。

7
「旅の重さ」(1972年)で使われた、吉田拓郎の名曲「今日までそして明日から」が、

劇中の重要なとこで使われたり、ラストではファミレスで、登場人物全員で歌ったりしていますが、

夫妻の世代的には、1970年代はどうかとは思いましたが、ボク的には、グッときた選曲やったです。

13
教師ドラマとしての、阿部寛もメッチャ良かった。

「青い鳥」(2008年)などでは、生徒をクールに見る、吃音の渋い教師役やったけど、

今作では、もっともっと生徒たちに寄り添い、

熱血とはチョイ遠いけど、ここぞとゆう時には、ググッとキメてくれてます。

11
阿部寛は、教師もやった夏目漱石に、心酔してはりまして、

漱石が教師になって、言った3つのこと、「考えよ」「語れ」「行なえ」を生徒に教えます。

それが、生徒とのキズナの中でも、披露されますので、注目あれ!

4
ほんでもって、阿部寛は、料理教室にも通ってはりまして、

一緒に調理する、菅野美穂や相武紗希とも関わります。

菅野美穂とは、ダブル不倫に(!?)。

12
何やら阿部寛の方が、目立っているようですが、

ヨメ天海サイドも、決して負けてませんで。

なぜ離婚届けを書いていたのかなど、ミステリアスなとこもあるがゆえに、伏せるとこもあったのでしょうが、

クライマックスとなる、恋妻駅での夫妻のやり取りは、本作の大いなる見どころとなっています。

8
松竹系のコミカル家族ドラマ、例えば「男はつらいよ」シリーズと比較しても、

決して遜色のない、日本映画独特の、娯楽家族夫妻映画になっています。

家族みんなで見に行って、楽しめる映画です。

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