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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2017年1月20日 (金)

「マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ-」

1
超変形三角関係ドラマの、泥沼ならぬサプライズ

多彩なサントラをバックに展開

http://www.MAGGIESPLAN.JP

1月21日のサタデーから、松竹の配給で、全国ロードショー。

本作は、2015年製作の、アメリカ映画99分。

2
ⓒ2015 Lily Harding Pictures, LLC All Rights Reserved.

ⓒJon Pack, Hall Monitor Inc.

不倫映画なんかを含めて、三角関係の恋愛映画とくれば、これまでに数多くの、タイトル数が出ております。

そんな中でも、本作はリアリティーを逸脱した、かなり異例の内容。

いわゆる、女は略奪婚が成功したにも関わらず、数年後トンデモどんでん返しを、やってまうとゆうお話でありんす。

3
恋愛が長続きしないため、精子バンク・人工授精で、コドモを儲けて、シングル・マザーになろうとするヒロイン(グレタ・ガーウィグ)。

そんな時に、ポストモダンな文化人類学者(イーサン・ホーク)と出会う。

彼は女大学教授(ジュリアン・ムーア)と結婚し、コドモが2人もいたけど、不倫の果てに離婚し、グレタと結婚します。

6
フツーの不倫映画は、この三角関係で、泥沼が展開したり、

元サヤやったり、離婚・再婚やったりがあって、決着するんやけど、

本作は、そんな決着より3年後を、メイン・ソースで描いています。

グレタとイーサンの間には、娘ができていまして、

ほんで、ジュリアンの方に、コドモ2人がいるんやけど、

仕事の忙しいジュリアンに代わって、グレタは自分の娘だけやなく、2人のコドモの面倒も、見てるってな状況です。

4
しかも、後妻グレタと前妻ジュリアンは仲が良く、イロイロやっているうちに、

グレタはジュリアンに、イーサンを返そうと画策し、ジュリアンと計画を練って、何と実行に移すのであります。

7
トンデモあり得ない展開です。

このグレタの行動心理を、リアリティーをもって描写するには、

かなり難易度の高い演出ぶりが、必要になってくるでしょう。

でもしか、グレタはひょうひょうとしたカンジで、マイペースでヒロインを演じてはります。

5
ボクが彼女を初めて見たのは、「フランシス・ハ」(2012年・アメリカ・弊ブログ分析済み)でしたが、

その時のあっけらかんな明朗系イメージが、気難しい演技になるだろうなとゆう予想の本作でも、なぜか後退してはいませんでした。

見ていて、憎めないのほほんなとこが、彼女の持ち味でしょうか。

8
いつもは、厳しくシリアスな演技で魅せる、イーサン・ホークやジュリアン・ムーアが、

グレタに合わせてかどうかは分かりませんが、丸まった演技ぶりでいってはります。

9
そして、サントラも充実。

シーンに合わせて、ビッグバンド・ジャズ、ファンキー・サウンド、ギター・サウンド、弦楽オーケストラなどと、多彩に流し、

さらに、歌ものも充実。

中でも、サントラというより、劇中で流れたり歌われたりする、ブルース・スプリングスティーンの、ノリノリの「ダンシング・イン・ザ・ダーク」は、印象的です。

何はともあれ、本作は、変形三角関係恋愛ものであると同時に、変形アメリカン家族映画にも、なっている映画でした。

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