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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2016年12月28日 (水)

「MERU メルー」⇒アメリカン・ドキュメンタリー

1
山岳ドキュメンタリーの最新作

臨場感あふれるロック・クライミング・シーン

http://www.meru-movie.jp

12月31日の大みそかサタデーから、ピクチャーズデプトの配給によりまして、

新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマなどで、全国順次のロードショー。

本作は、2015年製作のアメリカ映画91分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

2
ⓒ2015 Meru Films LLC All Rights Reserved.

ヒマラヤ登山を描いた、ドキュメンタリー映画。

21世紀になって、ケッコー出てくるようになりましたが、

かつても披露しました、山岳ドキュのベスト・カルトに、

山岳ドラマ映画も入れた上で、マイ・スリー(各順不同)を申し上げますと…。

5
●ベスト⇒①エヴェレスト征服(1953年製作・イギリス映画)②八甲田山(1977年・日本)③エヴェレスト(2016年・日本・弊ブログ分析済み)

●カルト⇒①本作②ヒマラヤ(2015年・韓国・ブログ分析済み)③山(2011年・日本・ブログ分析済み)

●ドラマものでは、ベスト②③カルト②③のように、なぜか遭難ものが、ドラマティックではありますが、

ドキュは何と言っても、登頂成功ものがほとんどです。

つまり、登頂のプロセスを描くことで、緊張感とドラマティークを作っていくのです。

7
ベスト①がエヴェレスト初登頂を描いた、歴史的なドキュなのですが、

実はそれが出て以来、エヴェレストものドキュは、長らく出てきませんでした。

つまり、カメラマンも一緒に同行して、登頂しないことには撮れないものだからでしょうか。

でもしか、2010年代に入ると、そういうドキュがいくつか出てきました。

そんな中でも本作は、細部の描写が事細かに描かれて、登山ハウツーものとしても、機能する作品になっています。

3
3人のクライマーたちが、ヒマラヤのメルー中央峰にある、難攻不落の岸壁に挑むのですが、最初の挑戦は失敗に終わります。

崖に吊るテントへ、なだれが襲ってくる様子。

その翔(ト)ンデモ・シーンなど、この種の映画に映える、パニック・リアル描写がスゴイです。

でもしか、岩壁に名前があり、「トランプの家」なんてのがあり、

あの大統領を思い出したりして、ニンマリできるとこもあります。

4
そして、3年後に再度3人がチャレンジします。

1度失敗して、リベンジを期して再び、絶壁に挑むとゆう流れは、

実話なドキュとはいえ、ある種パターン化してるようにも見えますが、

実はそういう失敗も描いたドキュは、ドラマ映画ならまだしも、あんましないのであります。

その意味では、新味があると申せましょう。

6
さてはて、言うまでもなく、クライマックスは、詳密に見せるロック・クライミング。

その手に汗握るハラドキのシーンが、大きな見どころです。

フォーク・ギターなサントラに乗って、進むシーンもスリリングで、魅せてくれますよ。

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