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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2016年11月16日 (水)

「ガール・オン・ザ・トレイン」

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ヒロイン・ミステリーの、上質の作品が登場

ヒッチコック、デ・パルマ作品に迫る仕上げぶりだ

http://www.girl-train-movie.jp/

11月18日のフライデーから、東宝東和の配給により、全国ロードショー。

本作は、2016年製作の、アメリカ映画112分。

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ⓒUniversal Pictures

日本では、二時間テレビドラマとの呼称が、定番で幅を利かせているところの、ヒロイン・ミステリー・サスペンスです。

但し、テレビの二時間ドラマでは、決して味わえない、

映画的トリッキーで魅せる作品が、本作でおましょうか。

ちゅうことで、ここで、ヒロイン・ミステリー・サスペンスなアメリカ映画にして、セクシーな女優が出てくる映画の、

マイ・ベスト・スリー(順位通り)を、披露してみますと…。

①氷の微笑(1992年製作)②本作③ゴーンガール(2015年・弊ブログ分析済み)

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●夫妻のミステリアス駆け引きの③。

メッチャやらしかった、シャロン・ストーンに、すっかりヤラれてもうた①。

そして、本作は、ヒロイン(エミリー・ブラント)やなく、

ドラマのキーを握る、セクシーな人妻(ヘイリー・ベネット・写真上から4枚目)に、

男的には、グッとハマッてまう映画なんです。

一方でモチ、ヒロインの謎めきもまた、

本作の怪しい妖しい度合いを、高めてまいります。

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ヒロインが記憶喪失とゆうのは、ありきたりやけど、

それが、酔っぱらってる時とゆうのは、ありそうでなさそうな設定でおましょう。

女アル中映画では、「酒とバラの日々」(1962年)やら。

記憶喪失系としては、「エンゼル・ハート」(1987年)やらの、インパクトがある映画です。

それでいて、オーソドックスな動機づけが、なされた映画。

男の浮気、女の妊娠とゆうスパイスは、従来よりいくつも出てきた素因ですが、

それらを新たな視点によって、見直すとゆうところにこそ、本作のオリジンがあります。

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毎日電車に乗って、ニューヨークへ向かうヒロインが、

その沿線にある二つの家に、いつも目を奪われ、想像を巡らすとゆうイントロ。

ヒロインのナレーションから始まる、この冒頭部から、既に騙しの構図が始まっておます。

ヒロインのアップ・カットと、ヒロインの過去のフラッシュ映像を束ねて、

ミステリー・サスペンス的に、観客に不安感を植えつけ、あおっていきます。

ヒロインが理想と思う、愛する夫妻の2人。

その2人が住む家の近くに、ヒロインの前夫と後妻と赤ん坊が、住んでいるとゆう設定。

さらに、そこに、精神分析医が加わるとゆう、2人プラス2人プラス、ヒロインと精神分析医とゆう、6人のシンプルな群像劇調ながら、

ヒロインの想いによって、複雑怪奇な方向へと、物語は進んでゆくのでありました。

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ヒロイン・サスペンスとしては、ベースとしては、アルフレッド・ヒッチコック監督や、

その後継者の1人、ブライアン・デ・パルマ監督やらの、影響が濃厚な作品です。

ヒロインのエミリー・ブラントネーさんの謎。

セクシーなヘイリー・ベネットネーさんの謎。

でもって、3人の男たちの、エゴイズムな関わりの、ミステリアスな方向性。

日本の二時間ドラマなんぞでは、決して味わえない、謎めきと着地具合が、メッチャスリリングに展開してゆく映画です。

とゆうことで、「氷の微笑」に、勝るとも劣らないインパクトがある、傑作ミステリーでした。

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