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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2016年10月28日 (金)

「インフェルノ」⇒トム・ハンクス主演

1
「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ第3弾

中世の作品の暗号解読は、今作も健在だ

http://www.inferno-movie.jp

10月28日のフライデーから、ソニー・ピクチャーズの配給により、全国ロードショー。

本作は、2016年製作のアメリカ映画121分。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

2
21世紀に出た、ミステリー映画の、大ヒット作「ダ・ヴィンチ・コード」(2006年製作・アメリカ映画)シリーズの、

「天使と悪魔」(2009年・アメリカ)に続く第3弾です。

刑事ものもありますが、探偵役がいて、事件を追うタイプの映画が、シリーズ化されるのは、最近では稀です。

日本では、テレビドラマからスライドした、刑事ものとかがありますが、洋画はなかなかありません。

「シャーロック・ホームズ」なんかもありますが、

ホームズはミステリー草創期の探偵でして、21世紀的な探偵像とは違います。

4
さらに、本作の素晴らしいところは、本格ミステリーである点です。

トリックはもはや、出尽くしたと言われて、久しい中において、

過去のアート作品や文学から、暗号化されたアナグラムを解読するとゆう、暗号トリックを、ミステリーのポイントにしています。

今作では、詩人ダンテの「神曲」と、ルネッサンスの画家ボッティチェリの絵画が、俎上に上がりました。

3
さてはて、結末を知った上で振り返った場合、

なぜにダンテの作品に、アナグラムを、すり込む必要があったのかとか、

んなことをするより、誰にも知らせずに、もったいぶらずに、ちゃっちゃと犯罪をやればいいのに…なんて思うのですが、

そこはそれ、謎解きの面白さに加え、犯人を追いつめていく過程こそ、ミステリー映画の醍醐味なんで、

こうでなければ、フツーの犯罪映画か、テロ映画になってしまいます。

5
そして、本作は意外性ある冒頭から始まります。

シリーズの主人公役トム・ハンクスが、病院のベッドに横たわり、記憶障害にあえいでいるという状況。

で、フラッシュ映像的に、退廃的なシーンや、街を血が流れるパニック・シーンなどが映されてゆきます。

一体、何がどうなってんの? というこの状況から、グラグラ感が襲ってきます。

6
さらに、そんなとこへ女暗殺者が現れて、ハンクスを殺そうと、銃撃するんですよ。

そこを看護士(フェリシティ・ジョーンズ)の機転で逃れ、2人で一緒に逃亡するんです。

さらにさらに、2人でとことん逃げまくっちゃう。

なんかよう分からんけど、闇会社やらWHOやらから、追われる羽目になっていきます。

でもしか、看護士まで一緒に、逃げなくてもエエのになんて思いますが、

第1弾「ダ・ヴィンチ・コード」以来、主人公と女が逃げるのはお約束のようになってまして、

しかも、今回はトンデモなカウンターが、仕込まれております。

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逃げる点に関しては、主人公に記憶障害がある点においても

「ジェイソン・ボーン」(2016年・アメリカ・弊ブログ分析済み)シリーズを、チョイ意識したでしょうか。

それに、フィレンツェ、ヴェネチア、イスタンブールというロケ地は、一部「ジェイソン・ボーン」ともかぶっているし…。

けども、有名美術館からの逃げ方など、誰にもできない主人公の、ハットトリックは、今回も健在でした。

ということで、クライマックスの水中アクション・シーンまで、目が離せません。

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