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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2014年12月 5日 (金)

韓国映画「パパロッティ」

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ハン・ソッキュのアニキ初の、コミカル人情節演技や

若手イ・ジェフン君も、爽快なさわやか演技を披露や

http://www.paparotti.jp

12月23日のサタデーから、コンテンツセブンはんの配給によりまして、東京・シネマート六本木やらで、全国順繰りのロードショーでおます。

関西やったら、2015年1月10日の土曜日から、大阪のシネ・ヌーヴォやらで上映だす。

文=映画分析評論家・宮城正樹

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COPYRIGHT Ⓒ 2013 KM CULTURE ALL RIGHTS RESERVED.

高校学園もの、先生と生徒の1対1的師弟もの、音楽映画、コミカル人情節、実話ものなど、

多彩な切り口で分析できる、韓国映画の登場や~。

まずは、主演・出演陣の分析から始めま。

先生役ハン・ソッキュ(写真上から3枚目)のアニキ。みんな、知っとるか~。

彼のマイ・ベスト&カルト映画(各順不同)をば、披露いたします。

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●ベスト⇒①シュリ(1999年製作・以下の引用映画は、指定国以外は全て韓国映画)②八月のクリスマス(1998年)③カル(1999年)

●カルト⇒①本作②ベルリンファイル(2013年・弊ブログ分析済み)③スカーレットレター(2004年)

●スパイ役ベスト①カルト②や、刑事役ベスト③カルト③に加え、病系のラブ・ストーリーのベスト②など、

ソッキュのアニは、20世紀も21世紀も、シリアス&誠実な演技をしてきはりました。

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ところがどっこい、本作みたいな、コミカルかつ人情節ある演技なんやけど、意外にも初めてとなりました。

音楽オペラに特化した教師役。

実に、飄々と滋味深く演じてはります。

ほんで、彼とメインに関わる、ディープなオペラ歌手の、才能を秘めた転校生役に、若手のイ・ジェフン(写真上から4枚目)君。

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兵士役やった戦争映画「高地戦」(2011年・分析済み)、さわやかな役やった「建築学概論」(2012年・分析済み)など、

はつらつとした爽快な演技が、メッチャな好感を呼んではります。

ほんで、本作でもモチ、見ていてキモチいい役柄や。

ヤクザやってる高校生ちゅう役も、邦画ではヤクザの組長の娘やらはあったけど、設定としては珍しいわ。

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校長役のチョ・ジヌン(写真上から5枚目)の、エエ加減な感じ。

本作では、「マルチュク青春通り」(2004年)などで披露した、名バイ・プレイヤーぶりに魅せられたし、

「サニー」(2012年・分析済み)でアイドルチックにデビューした、カン・ソラ(写真上から6枚目)ちゃんの、イ・ジェフンとの絡みなんか、この種の映画では欠かせまへん。

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さてはて、高校学園ものとして本作を見てみると、韓国の学園ものとしては、

「マルチュク青春通り」並みの、さわやか仕上げになっとりましたで。

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先生と生徒の関係性では、家庭教師系やけど「家族ゲーム」(1983年・日本)の、距離を置いてた関係性と、

ベタやった「奇跡の人」(1962年・アメリカ)なとこもあり、

そんな名作2作を、程よく調和さしたような仕上げぶりどしたやろか。

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でもって、音楽映画性。実話ものどすが、今年日本公開された「ザ・テノール 真実の物語」(分析済み)は、プロの音楽家の逸話どしたが、本作はアマチュアの話。

けども、共に、天才的才能を見出し磨いてゆく過程は、音楽映画としての、醍醐味にあふれておました。

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ポップ・ミュージックを流しての、声楽練習シーンのダイジェスト・シーン、

「誰も寝てはならぬ」など、世界3大テノールのパヴァロッテイを、パロッたタイトルへ、つながるコミカルなシーンなど、

ノリノリやったり、笑ったりのシーンが続きます。

そして、ナンチューても、ハイライト・シーンは、

ハン・ソッキュのアニキが、ヤクザんとこへ行って、高倉健さんとはゆかんけど、1発カマシてくれはる、シークエンスやがな~。ホンマかいや~。

ホンマどす。

とにもかくにも、心地よいカンジで、見終えられた快作どしたえ~。

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