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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2014年12月20日 (土)

「劇場版 神戸在住」⇒神戸ロケ映画の快作・週末日本映画劇場

Photo
阪神大震災後の、神戸を捉えた映画どす

藤本泉ちゃんのアイドル性も顕著に出た映画やで~

http://www.is-field.com/kobe-zaiju/

2015年1月17日の土曜日から、アイエス・フィールドはんの配給によりまして、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷やら、大阪・テアトル梅田、シネ・リーブル神戸やらで、全国順グリのロードショーだす。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

1
Ⓒ2014 木村紺・講談社/サンテレビジョン

地方ロケ映画の神戸版。

ちゅうことで、ここで、阪神大震災以降の、神戸ロケ映画の、マイ・ベスト&カルト・スリー(各順不同)をば、披露いたします。

●ベスト⇒①本作②繕い裁つ人(明日分析)③少年H(2013年・弊ブログ分析済み)

●カルト⇒①ISOLA・多重人格少女(2000年)②生きてる者はいないのか(2012年・分析済み)③ありがとう(2006年)

●ベストは神戸を生真面目に描き込んだ映画を、

カルトは①ホラー②近未来SF③スポ根ものどして、神戸を舞台に、エンターテインメント化した映画をば、チョイスしよりました。

震災後の神戸を、シリアスに撮った傑作映画でも、太平洋戦争中のベスト③は別にして、ベスト①②が際立った仕上がりになっとりました。

3
奇しくも、この2作は、阪神大震災20周年に合わせて、製作され公開されま。

大震災に特化した映画としては、②より本作が濃厚に描かれますやろか。

神戸の地元のテレビ局サンテレビが、映画を製作。

しかも、本作のテレビ・ドラマ版も作られ、1月17日に同時公開・オンエアちゅうカタチで、映画史上初とも言える、劇場版・テレビ版の同日披露でおます。

震災20年後に、阪神大震災を体験してへん、神戸に移住してきた3人家族のドラマどして、

震災を知らないビジターとして、大学生の娘のヒロイン・ドラマをメインに、切り取られてまいります。

このビジター的センスで、大震災後を捉えた映画は、震災映画でも、史上初やないやろか。

4
ヒロイン役は、藤本泉ちゃん。

大手の東宝映画「アオハライド」(2014年・分析済み)でも、その癒やしのアイドルチックは、絶妙どしたが、

本作は主演なだけに、そのキャラクターが、大いに発揮されとります。

震災の痛みもやわらいどるハズの、20年後の神戸で、震災の後遺症をカンジ、

師匠的な人物の死があり、それでも、自分のやりたいとこへと進んでゆく、前向きなヒロインのドラマが、爽快に描かれてゆくんだす。

2分以上にわたる、竹下景子ネーさんとのやり取り。

師匠役・菅原永二アニキとの、幻想や現実的シーンを含めたイロイロ。

ほんでもって、大学の同級生のオンナの子たちとの、イキイキした交流ぶり。

2
のちにパリにまで行く、スタイリッシュなモデル系の女の子やのに、関西弁丸出しで、何やら親近感あふれる浦浜アリサちゃん。

ボケ役キャラの松永渚ちゃん、マジメ系の柳田小百合ちゃん。

みんな、次代のアイドル候補的に、好感を呼びますで。4人のフォー・ショットは、本作の見どころの一つやろか。

ほんで、本作の白羽弥仁監督とは、「能登の花ヨメ」(2008年)に続き、2度目となる、田中美里ネーさんも、

震災のトラウマもありつつも、好感度の高い演技で、魅せてくれはりまっせ。

藤本泉ちゃんのオカン役の、愛華みれネーさんの、元気印にもグーどしたえ。

ラストロールで流れる、フィメール・ピアノ・バラードも余韻を深めてくれはります。

ちゅうことで、神戸ロケ映画の会心作でおました。

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