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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2014年12月19日 (金)

「KANO~1931 海の向こうの甲子園~」⇒185分の台湾映画の傑作

Photo
永瀬正敏アニキが率いる、台湾の高校野球チームが、感動的な活躍ぶり

早くも2015年の、ベストテン級映画の大作が出現や~

http://kano1931.com/

1月24日のサタデーから、ショウゲートの配給によりまして、東京・新宿バルト9、関西やったら、梅田ブルク7、TOHOシネマズなんば、T・ジョイ京都やらで、全国ロードショーや。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

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Ⓒ果子電影

台湾映画の野球映画。しかも高校野球映画やなんて、まあ、ボクは初めて見ました。

マイ今年の邦画ナンバーワン「バンクーバーの朝日」(モチ、弊ブログ分析済み)のページで、日本の野球映画の、マイ・ベスト&カルトをば、勝手に披露しましたが、

ここでは、高校野球映画(圧倒的に日本映画に多し)に特定して、マイ・ベスト&カルト・スリー(各順不同)をやってみました。

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●ベスト⇒①本作②英霊たちの応援歌(1979年)③ルーキーズ(2008年)

●①本作②タッチ(2005年)③もしドラ(2010年・弊ブログ分析済み・すんまへん、タイトルは略しとりま)

●邦画に特化しとる、高校野球映画もんやけど、モチ、全ての映画が、甲子園を目指す、選手や先生たちのドラマになっとります。

高校野球をストレートに描いて、さわやかさを強調する。そういうテイストが主流ながら、

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実話ながらも、本作みたいな日本チームやない、台湾チームが、甲子園を目指す映画ちゅうのは、

甲子園目指し映画でもまずないし、その意味では、映画史上初の甲子園もの洋画やと言えるやろか。

さてはて、支配する側・支配される側の国を舞台に、描かれる野球映画やもしれまへん。

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でもしか、本作の素晴らしさは、「バンクーバーの朝日」と同様に、戦争下・支配下な、重苦しい時代性を抜きにして、

野球への情熱や夢を、ひたすら描き込んだ映画として、特筆すべきとこがありました。

野球に徹した映画として、突出してるだけやなく、その情熱が、観客にもビビッドに伝わってきよる映画どした。

2015年最初の、マイ・ベストテン級映画どしたえ

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見どころの試合シーンは約4試合。

降雨コールドとなる、泥だらけの試合。

甲子園で大差で、北海道チームに負けるところ。

代表に選ばれる試合。そして、クライマックスとなる、台湾チームと中京チームとの決勝戦だす。

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監督役の、永瀬正敏のアニキ。

永瀬アニの素晴らしい作品は、いっぱいありますが、

21世紀に限定すると、本作は、21世紀の彼のマイ最高作「ドライブイン蒲生」(2014年・弊ブログ分析済み)を抜いて、ベストワン級の演技やったと思います。

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監督役としてのヒロイズムが、こちらに、観客に、ググッとくるような役柄なんどす。

大沢たかおのアニキは、あんまし出番はないけど、いずれにしても、見ていて、元気のくれはる演技ぶりどした。

永瀬の妻役、久しぶりに映画で見た、坂井真紀のネーさんも、好感度は高かったどす。

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片言の日本語を話す、多彩なキャラの選手たちにも、

ムリヤリ日本語を喋らせられてるイメージより、率直さある好感度があって、エエカンジやったどす。

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ギター・サントラの、練習ダイジェスト・シーン、ブラスバンド入りの本格的オーケストラ・サウンド、中孝介(あたり・こうすけ)の感動的なナンバーなど、

感動・絆をポイントにした、サントラ使いにも、胸にきよりました。

ちゅうことで、甲子園もの野球映画の、かつてない傑作・大作になっとると、ボクはジャッジいたします。

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