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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2014年12月26日 (金)

イギリス映画「トラッシュ! この街が輝く日まで」

Photo
アメリカ・イギリス以外を舞台にした、イギリス映画どす

往年のハリウッド映画では、定番やった外国舞台もん

http://www.trashmovie.jp

2015年1月9日のフライデーから、東宝東和はんの配給によりまして、全国ロードショーだす。

文=映画分析評論家・宮城正樹

1
ⒸUniversal Pictures

アメリカを舞台にしてへん、アメリカ映画(本作の場合は、イギリスを舞台にしてへんイギリス映画)ちゅうのんは、往年のハリウッド映画やらでは、定番としてありました。

但し、その舞台が、どこかっちゅうとこもあります。

「ローマの休日」(1953年製作・アメリカ映画)のイタリア、「巴里のアメリカ人」(1951年・アメリカ)のフランス・パリのユーロなどから、

「ラスト・サムライ」(2003年・アメリカ)の日本まで、イロイロあったけど、

本作のブラジルは、ボクが見たアメリカ&イギリスの英語圏映画では、初もの舞台でおました。

2
しかも、本作は、ハリウッドに対抗すべく、イギリスの俊英監督や脚本家やらが、総力を挙げてこしらえ上げてきはったんどすえ~。

ちゅうことで、イギリス映画界の底力をば示す、傑作になっとります。

ヒロインもの「めぐりあう時間たち」(2002年・アメリカ)や、少年もの「リトル・ダンサー」(2000年・イギリス)などに、実力を発揮しはるスティーヴン・ダルドリー監督。

ほんで、コメディから群像劇まで、映画映えする素材を、脚本化してきはった、リチャード・カーティスはん。

3
イギリス映画界の今の力量が、ある意味で結集、遺憾なく発揮された作品でおます。

ほんでもって、本作は少年たち映画の、スリリングな1作になっとります。

「スタンド・バイ・ミー」(1986年・アメリカ)が、ロードムービー的に少年の冒険ものやったのに対し、

本作は冒険は冒険でも、ミステリー的サスペンス的に、ハラドキの展開で描かれてまいります。

4
3人の少年が拾ったサイフから、そのサイフのナゾを探ってゆくスタイルは、極上のミステリー・スパイスを、カンジさせよります。

リオの上層部まで迫ってゆく、サプライズを含め、少年たちが国家的問題へと、肉迫してゆくところなんぞ、メッチャな波乱も秘めた快作どした。

5
少年たちをサポートしはる、演技陣を見てみまひょか。

親のいてへん、そんな少年たちを面倒みてはる、神父役のマーティン・シーン。

戦争映画「地獄の黙示録」(1979年・アメリカ)よりは、当然丸うなってはるけど、でもしか、本作では過去最大の丸さやろか。癒やし度も高い好演技。

6
ほんで、ルーニー・マーラのネーさんも、「ドラゴン・タトゥーの女」(2011年・アメリカ・弊ブログ分析済み)で見せた押しの演技やない、しっとりの穏和な演技ぶりやねん。

クールなアイドル性も見えて、独特どした。少年たちの活躍ぶりを、マーティン・シーン共々、見守らはります。

7
サントラはヒップホップをメインにして、キャッチーなポップロックも掛けてはります。ケッコー、歌ものが充実しとるやろか。

さてはて、スティーヴン・ダルドリー監督は、ボクはデビュー以来、ずーっと注目してまいりましたが、

本作もまた、アカデミー賞で期待できるような、作品になっとるかと思います。

アメリカ以外を舞台にした映画の、アカデミー作品賞受賞はケッコーありまんので、本作も楽しみはあるやろな。

ちゅうことで、注目しといてくだされませ。

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