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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2014年5月23日 (金)

日本映画「サッドティー」⇒男女群像劇のシブミどす

Photo
「ラブ・アクチュアリー」より、絶対オモロイ快作や~

12人の男女群像劇が、フワ~ンと展開しよるで~

http://www.sad-tea.com

皐月5月31日の土曜日から、SPOTTED PRODUCTIONSはんの配給によりまして、東京・ユーロスペースほか、全国漸次のロードショーだす。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

2
Ⓒ2013 ENBUゼミナール

かつてATGとゆう名の、1000万低予算製作映画にして、邦画名作の宝庫があったとや。

ATG崩壊後は、かの「ぴあ」とかが、フィルム・フェスティバルやらで、日本のアングラ名作を牽引し、今も続いておます。

けども、現在、シブミある新興勢力が、台頭しとりま。その一つが、SPOTTED  PRODUCTIONS配給映画どす。

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弊ブログを始めて以降やけど、この配給会社映画へのアクセス数は、モノゴッツーなものがありまして、キネマ旬報なんぞでも、高い評価を得とります。

ちゅうことで、ここで、この会社のマイ・ベスト・ファイブ(順不同)をば披露いたします。弊ブログでは本作を除き、全て分析済みどす。

①本作②フラッシュバックメモリーズ3D③劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ④自分のことばかりで情けなくなるよ⑤恋の渦

3
②が初めて、昨年度のキネ旬年間ベストテンに入ったんやけど、

ポイントとしては、ライヴ②、某アーティストをメインにしもって、ユニークな恋愛ドラマやら、群像劇やらを展開しはる③④など、今までにない斬新な、音楽映画のスタイルをば構築してはります。

でもって、恋の群像劇の本作や⑤では、音楽を離れて、シブミある作品へと、昇華さしてはるんどす。

1
群像劇はこれまでに、「グランド・ホテル」(1932年製作・アメリカ映画)以来、多々あるんやけど、本作は男女群像劇どす。

フツーそおゆう群像劇は、各人の恋のハッピーをば描くもんが、これまでは通例どした。

映画の中にいるみたいな、うっとりラブをいくつも構築して、楽しんでや~ゆうカンジやろか。

21世紀例では、「ラブ・アクチュアリー」(2003年・アメリカ&イギリス)など。

4
また、群像劇に通例の、ホテル、市内、遊園地、裁判所、パニックの乗り物など、特定された場所におけるもんやありまへん。

人と人のつながりの中で、展開しはります。

いろんな人の視点を、交錯させるわけやけど、ミステリー的騙しがあったりとかはありまへん。

あくまで、自然な流れに身をまかせていこか、っちゅうようなスタイルなんどす。

6
さてはて、低予算の映画なだけに、知らないアクター、アクトレスばっかりやもしれまへん。

ところがどっこい、ここからブレイクへとゆく俳優はんもいてはりまんねん。

今をときめいてはる、③の“二階堂ふみ”チャンみたいな、女優はんやらが、本作をきっかけに、出てきはるやもしれまへんで。

7
アイドルチックでは、青柳文子(写真上から4、5枚目)ちゃん。本作では、分散した話をまとめる重要な役柄。

さらに、「捨てがたき人々」(5月10日付けで分析)ではヌードも披露する、体当たりぶりを示さはった演技派で、

③にも出てはった、内田慈(ちか・写真6枚目)ネーさんなんか、主演賞をいつもらっても、おかしくない好演技ぶりどす。

⑤にも出てはった、主人公の愛人役・國武綾(写真8枚目)ちゃんにも注目や。

8
その主人公と申せば、マイナー映画監督役の岡部成司(写真2枚目)どして、2人の女と付き合っとるとゆう、設定を核にして、いろんな人脈が、ウロウロするとゆう作品なんやけど…。

そのつながりの妙だけやなく、海辺のラストシークエンスに持っていくまでの、対話形式のイロイロと、時々の固定長回し撮影、そして、脚本の巧みで、最後まで引っ張らはります。

とゆうことで、キネ旬上位ランクが、期待できそうな快作どした。

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