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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本800文字以上を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。但し、時おり標準語で論じることもあります。 2009年12月11日よりスタート。2009年12月23日より今日まで連続で続いております。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2011年4月23日 (土)

日本初の3D長編オリジナル・アニメ「豆富小僧」(とうふこぞう)

Photo

フカキョン深田恭子ちゃんを始め、マスコット的なカワイイ妖怪たちの声を、絶妙に演じてはりまっせー

「千と千尋の神隠し」やら「ゲゲゲの鬼太郎」やらに通じる、妖怪たちの活躍に注目しておくんなはれ~

http://www.tofukozo.com/

エイプリル4月の29日「昭和の日」から、全国各地イッセーのロードショーでおます。

本作をば配給しやはるんは、ワーナー・ブラザース映画はんどすえ~。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

Ⓒ2011「豆富小僧」製作委員会

本作の原作者と申せば、京極夏彦のアニキどす。みなはんはご存知かどうか分かりまへんけども、京極のアニキと申せば実は、水木しげるハンこと、ゲゲゲの女房のそのゲゲゲに、えらいリスペクトしはって小説をば書いてはります。

映画化された、文字の出にくい諸作タイトルの、ほとんど全てと言ってもええくらい、ゲゲゲな妖怪伝説みたいなんを、そこはかとなくカンジさせはるんどす。

でもって、本作の原作小説「文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし」(角川文庫)でおますが、過去最大限に、ゲゲゲな感覚を出さはった作品なんやないかなー、と思いよりました。

メイン妖怪キャラクターの、マスコット的なキャラ作りも、エエカンジどすえー。まずはナンチューても、深田恭子フカキョンちゃんが、声を担当しはった豆富小僧でおます。

妖怪は人を怖がらせなあかんのに、人を笑わせてしまうとゆうカワイイキャラどす。まさに、本作のマスコット・キャラクターとゆうてもええでおましょう。

豆腐一丁前をズーッと持ってはる、かなり変わったキャラどすが、その豆腐を離してまうと、自身が消滅してまうとゆう運命にあらはります。この設定は、この映画のメイン・ネタで大きく機能しますんで、お楽しみに。

フィギュア的なダルマ先生の声は、武田鉄矢のアニキ。製作者側が意識してはるかどうかは分かりまへんが、ミドリ色を1つの配色ポイントにした、タヌキ軍団との対決があるんやけど、鉄矢アニキが出てる某テレビ・コマーシャルを思い出すような、お遊び的雰囲気をばボクチンはカンジました。

Photo_2

小池徹平クンが声を担当しはった、関西弁をシャベる「袖引き小僧」とか、大泉洋アニキが声優の「死神」とか、キャッツみたいなバケネコやけど、妙にファッショナブルな「三毛姉さん」とか、異色でオモロイ・キャラが続々と登場してきよります。

一方で、人間部の描写どすが、母娘のキズナをメインに描いてはります。写真下のチャリンコ漕いではる女の子と、そのオカンの絆どす。オカンの声は檀れいネーさんが、娘の声は歌手&声優の平野綾ちゃんが、それぞれ演じてはります。妖怪主人公部でも、“母を訪ねて何千里”のノリがござります。

でもって、人と妖怪たちとのキズナもモチ、紡がれよりますで。そんな中でも「E.T.」(1982年製作・アメリカ映画)を思い出させるシーンなんか、グッときよりました。

豆富小僧やらを前カゴに乗せて、少女がチャリンコで空を飛ぶシークエンス。「E.T.」では月夜のシーンどしたが、こちらは昼間の青空がバックどっせー。月はありまへん。代わりといってはなんどすが、ラストの方では、月を見るシーンが効果的に使われておます。

「千と千尋の神隠し」(2001年・日本)に出てくる、妖怪たちともシンクロしよるし、妖怪たちの敵となるタヌキたちは、何やらスタジオジブリ作品の「平成狸合戦ぽんぽこ」(1994年・日本)なんかを、ふと思い出させよりました。ジブリに負けへんような、良質のアニメ作品になっておますよ。

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コメント

さいしょははおもしろかったけどさいごらへんはかなしかっです。かんたんにゆうとおもしろかったしかなしかったです。

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