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新作映画分析

  • 映画・音楽分析研究所 所長 宮城正樹
    1→新作含む公開前映画の批評分析を、1日1本を毎日行います。関西発なので、あえて関西弁にて批評いたします。2009年12月11日よりスタートし、5年連続を突破しましたが、2015年5月中旬より、週3~4作更新といたします。厳選した作品分析を、お楽しみください。 2→不定期となりますが、新作映画の出演者・監督・スタッフらのインタヴューや取材記事、CDアルバムやシングルのレコ評、DVD評に、小説・書籍評、各種の分析批評なんぞをいたします。

音楽・小説分析


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2010年6月28日 (月)

映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」

ネット犯罪系のニュー・バージョン、小泉今日子の第1作目を上回るサイコパスな怪演、小栗旬はじめ伊藤淳史の参戦やら、見どころいっぱいでおます

けども、ヤッパ、織田裕二アニキ・青島俊作刑事の「寅さん」シリーズを期待したいくらいの、キャラクター演技やー

http://www.odoru.com/

サタデー7月3日から、全国東宝系ロードショー1本道でおます。配給はモチ、東宝はんどすえー。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

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Ⓒ2010 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー

あの青島刑事が、さっそうと帰ってきはりましたでー。

しかも、すみれちゃんこと深津絵里ちゃんやら、「容疑者 室井慎次」(2005年製作)で左遷された広島から、帰ってきはった柳葉敏郎ギバちゃんやら、最後には大きなサプライズが待っておます、ユースケ・サンタマリアのアニキやらの、レギュラー陣は、そらモー、絶好調でおます。

さらに、今回から新しい仲間たちが加わりました。

本庁と所轄の調整をする役の小栗旬アニキ。青島刑事から見たら、チョイ嫌(ヤ)ナ役柄なんやけど、おそらくこの人の動向が、今後のシリーズ化の行方を左右する重要キャラやないかいなと、ボクは見ました。

で、故いかりや長介御大が、演じてはりました「和久」さんの甥っ子役で、伊藤淳史クンが出はります。ほかにも、青島刑事とチームを組む内田有紀ちゃん女刑事やら、小泉孝太郎クンも快調だす。

でも、ヤッパ、敵が恐るべき存在であればあるほど、サスペンス映画はググーンと緊張感を増しよります。でもって、その重要なキーパーソンとして、第1弾で青島刑事に逮捕されてしもた、小泉キョンキョンが出てきはるのどす。

無期懲役の判決をば下されたんやけど、精神病やらで刑務所病院に入ってはるキョンキョンを、青島刑事と小栗旬が訪ねてきはるシークエンスがあるのですけども、その前にガン告知された(実はガセネタ)青島刑事に対し、「手術してやろうか」なんてセリフなんかを吐いたりして、モー背筋がサムーなってきよりましたがな。

このサイコパスな怪演技は、はっきり申し上げて、ものごっつーの一言。この映画の中でも、最も強烈な演技を披露しはったんやないかいなと、ボク的には思いました。

本ネタのトリックは、ネット系の犯罪もののタイムリミット系なのですが、新しい試みをいくつか施してはります。「あぶない刑事(デカ)」シリーズ(1987年~1998年)やら、米倉涼子主演「交渉人」にもあったんやけど、コレはかなり進化したタイプだす。

「交渉人 真下正義」(2005年)でも披露された感覚もあるんやけど、コチラは未解決で終わることなく、きっちり決着しよります。

イントロから、確かに湾岸署引っ越しにまつわる、コメディっぽいノリやらで始まったり、途中ではイロイロ笑えるシーンはあるのどすが、基本ラインはモチ、シビアなサスペンス映画どすし、事件は8つもありまんねん。

それらが、全て最後のスロー・モーションによる、大バクハツ・シーンを含めまして、すっきり解決しよるのです。いやー、たまげました。

第1弾にあった名セリフ「事件は、会議室じゃない、現場で起きてるんだ」を、新規に追究すべく、イロイロと考えはった決めのセリフが、またもや出てきよります。青島刑事の「オレには部下はいない。仲間しかいないんだ」も良かったけど、ボクは、かつて長さん「和久」刑事が言った「死ぬ気でやりゃ、その時は生きている」とか、刑事としてシンプルで基本的な「被疑者を捕まえるのが、オレたちの仕事だ」なんてセリフが、胸にきよりました。

でもって、青島刑事のキャラクターどす。今回には、ブルース・ウィリス刑事の「ダイ・ハード」(1988年・アメリカ映画)を思い出させるシーンもあるのどすが、テレビの刑事ドラマからのスライド系とは申せ、あくまでオリジナル・キャラクターです。

このキャラは、「男はつらいよ」の寅さんシリーズ(1969年~1995年)に優るとも劣らない、国民的キャラになりそうな予感がござります。寅さんシリーズを超える、シリーズ化を期待したい作品どした。

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「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」★★★★ 織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀出演 本広克行監督、141分 、2010年7月3日公開、2010,日本,東宝 (原題:踊る大捜査線 THE MOVIE 3 )                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「過去2作がいずれも興行収入100億円を突破した 大人気シリーズが7年ぶりに復活!... [続きを読む]

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