無料ブログはココログ

新作映画分析

  • 映画分析研究所 所長 宮城正樹
    新作含む、公開前映画の批評分析を行います。 映画史を俯瞰するようなスタイルと、小説・演劇ほかではなく、映画評でしかできないところに、肉迫せんとしています。 2009年12月11日よりスタートし、ギネスレコーズ却下後の、2015年5月頃より、週3~4作更新としております。厳選した作品分析を、お楽しみください。

音楽・小説分析

  • ">

2022年キネマ旬報年間ベストテン予想

Photo_20221221213801

★キネ旬が10万円


的中者抽選で1名様


やってるけど、部門賞の

 

3つ当てればいいので、

 

僕の予想は

 

下記のロゴをクリックください。
 

 

 

募集期間は

 

2月1日正午まで。

 

詳しくはキネ旬WEBまで。


(1月30日付け)

 

★1月20日に確定も

その後いろいろあり


急遽大幅に差し替えた。


(1月26日付け)



★最初1位だった


「ラーゲリより愛を込めて」


を圏外へ。代わりに


「ハケンアニメ!」を


ベストテン内へ。


(12月28日付け)


★「トップガン


マーヴェリック」


をベストテンに


入れました。


(12月24日付け)

★2022年邦画洋画


マイ・ベスト・ファイブ


計ベストテン

を発表しました。


下記ロゴをクリックして


ご覧ください。


(2023年元旦付け)


 

 

★「すずめの戸締まり」を


ベストテンに入れました。


(1月9日付け)

★「コーダあいのうた」を


洋画1位にしました。


(1月17日付け)

★○数字の順位で


予想を確定しました。


(1月20日付け)

 

★毎年12月1日に


「キネマ旬報」邦画・洋画


年間ベストテン予想を


していましたが、今回は


ひと月前に順位を付けない


暫定系で各20作を示して、


みなさんのご意見を


うかがった上で、


より精密なベストテン予想


になるように


いたしたく思います。

ということで少しずつ


変えていった各20作


から各ベスト10本を


順位付けで選びました。


これは確定予想


ではありません。


みなさんのご
意見で、


順位を変えたり、


20本にない作品でも


推薦されるならば、


見に行った上で


検討しますので、


コメントをよろしく


お願いします。

 

(各ベスト3には


ポスター画像


を入れました。


またマイベストテン


とは無関係です。


最終確定は1月20日。


結果の発表は


2023年2月3日
)

 

●日本映画

Photo_20221130181701

Photo_20221130181801
○ラーゲリより愛を込めて

(二宮和也主演)


①ある男


(妻夫木聡主演)


⑥こちらあみ子


(井浦新・尾野真千子助演)

 

⑨すずめの戸締まり


(新海誠監督)


○千夜、一夜(田中裕子&


尾野真千子競演)


○土を喰らう十二ヵ月


(沢田研二主演)

 

②流浪の月


(李相日監督・

 

広瀬すず主演)


同率⑩夜を走る


(佐向大監督)


⑧さがす


(佐藤二朗主演)


○マイ・ブロークン・マリコ


(永野芽郁主演)


○夕方のおともだち


(廣木隆一監督)


○宮松と山下


(香川照之主演)

○LOVE LIFE


(深田晃司監督)

 

○川っぺりムコリッタ


(荻上直子監督)


○さかなのこ


(ノン主演)


④PLAN75


(倍賞千恵子主演)


⑤ハケンアニメ!


(吉岡里帆主演・


柄本佑助演)


⑦ケイコ目を澄ませて


(三宅唱監督・


岸井ゆきの主演)

 


同率⑩冬薔薇


(阪本順治監督)


③夜明けまでバス停で


(高橋伴明監督)

 

Photo_20221026024903

●外国映画


②FLEE フリー

Photo_20221026025301


③トップガン


マーヴェリック


(トム・クルーズ主演)

Photo_20230126114101


①コーダ あいのうた


(アカデミー賞作品賞)


④リコリス・ピザ


(ポール・トーマス・


アンダーソン監督


略称PTA)


⑨ナイトメア・アリー


(ギレルモ・デル・トロ監督)


⑥ベルファスト


(ケネス・ブラナー監督)


⑦パラレル・マザーズ


(
ペドロ・


アルモドバル監督)


⑧アバター ウェイ・


オブ・ウォーター(続編)


○グリーン・ナイト


(A24製作作品)


同率⑩インフル病みの


ペトロフ家


(反体制ロシア映画)


○カモン カモン


(ホアキン・


フェニックス主演)


○クライ・マッチョ(クリント・


イーストウッド監督・主演)


○ウエスト・サイド・


ストーリー


(スティーヴン・


スピルバーグ監督)


○わたしは最悪。


(カンヌで女優賞)


○TITANE/チタン


(カンヌ国際映画祭


パルムドール)

 

○RRR


(インド映画)


○ベイビー・ブローカー


(是枝裕和監督)


⑤エルヴィス


(プレスリーの実話
)

同率⑩あのこと


(ヴェネチア国際映画祭


金獅子賞)

以下の作品は対象外


○西部戦線異状なし


(配信映画・


今アカデミー賞で外国映画


最多ノミネートとなった


ドイツ映画)

 

選=映画分析研究所 所長 宮城正樹

この記事の

「人気ブログランキング・映画全般」

での順位は、

下記のロゴをクリックください。
 

 

2023年1月31日 (火)

「日本列島生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!」

1_20230130235501
NHKドキュメンタリーの

劇場版第4弾だ
 
ネイチャードキュメンタリーの

人気番組の映画化だ
 
 
2月3日の金曜日から、ユナイテッド・シネマの配給により、ユナイテッド・シネマほかで全国ロードショー。

本作は2023年製作の日本映画89分。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

Ⓒ「日本列島生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!」製作・配給ユナイテッド・シネマ

2_20230131003901

NHKドキュメンタリーの

劇場版は、ドキュの

名作の宝庫だ。地方放送局の

劇場版ドキュにも傑作があるけど、

NHKだけに、多彩な切り口と

日本を描く点の

プライドが見られる。

社会派ドキュもあるが、本作は

ネイチャードキュである。しかも

生き物ドキュメンタリーだ。

3_20230131003901

ネイチャードキュ、特に

生き物ドキュはこれまでに、

邦画・洋画に関わらず、

数多く作られ、

家族一同で見られる、

ファミリー映画の粋を見せてきた。

ペンギン、渡り鳥、昆虫や、

イルカの「沈黙の世界」

(1956年・フランス・

カンヌで最高賞)などの

洋画に加え、「キタキツネ物語」

(1978年)の北海道などの

地域限定版など、ヒット作品や

世界の映画祭で

受賞した作品もある。

4_20230131004001

そんな中で本作の

生き物たちのドキュは、

NHKらしく日本各地の生き物を、

親子の家族系を含めて、

バラエティー豊かに

撮り上げてみせた。ヒグマ、シャチ、

イノシシ、キツネ、シカ、カエル、

カニ、ヘビ、ヤンバルクイナ、

ニホンザル、タヌキ、フクロウ、

サンショウウオなど、まあ、この

多種多彩にまるで映像の

動物園か水族館かのようだ。

1種に限定しないところが

子供連れのファミリー映画として

きっと楽しめるはずだ。

魚とカエル、サルとシカの

触れ合い(恋か!?)や、自販機に

くっつくアマガエルの生態など、

ユニークで予想外な切り口も

いっぱいある作品なのだ。

5_20230131004001

映画版の基となる

連続テレビ番組

「ダーウィンが来た!」
は、

日曜の
大河ドラマの前に

放映されているが、まさに

ゴールデンタイムの真っただ中。

お馴染みのヒゲじいの

質問タイムは映画でも用意された。

国民的番組の映画版

と言っていいだろう。衝撃の

社会派問題ドキュも作る

NHKの真逆の癒やしのドキュ。

そのギャップもあって、

心地いい作品となった。最後には

MISIAのバラードが

癒やしを深めてくれる。


この記事の

「人気ブログランキング・映画全般」

での順位は、

下記のロゴをクリックください。
 















2023年1月27日 (金)

「ジャンルだけロマンス」「パラム パラム パラム」⇒韓国映画・恋愛映画編

1_20230125225801

1_20230125225802
多彩な恋愛が展開する

「ジャンルだけロマンス」
 
大人な浮気夫婦映画の

「パラム パラム パラム」
 
両作共2月3日のフライデーから、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか、全国順次のロードショー。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

Ⓒ2021 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & BELIEF. All Rights Reserved.

Ⓒ2018 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & HIVE MEDIA CORP. Rights Reserved.
 
●「ジャンルだけロマンス」

(2021年・113分)

2_20230125230901
かつて韓流ドラマの代名詞だった、

ラブロマンスが今や

変局してきている。フツーの

恋愛や泣ける映画じゃない

ところへスライドして、

ユニークな恋愛ドラマ映画が

生まれ続けている。

本作の主人公(リュ・スンリョン)

は作家で大学教授だが、

7年間も作品を発表せず、

離婚した元妻(オ・ナラ)と

セックスするけど、

再婚して子供もいる。大学では

彼を愛する男生徒と関わり、

共作しようなんてことになる。

元妻との間にできた息子は、

近所の売れない女優と遊んでいた。

3_20230125230901
多彩な恋愛を展開させながら、

ほとんど真剣モードなしな状況。

オーケストラ・サントラに

乗っての4人のアタフタ

喧嘩シーンはラブコメ・

モードのおっきな見どころ。

「ジャンルだけロマンス」という

タイトル付けが

本作にピッタリ合っていて面白い。


●「パラム パラム パラム」

(2018年・100分)

2_20230125231001

2組の夫婦が隣同士

という設定の映画。韓流のバイブル

「冬のソナタ」の舞台・

済州島を舞台に、大人な

ストレートな浮気映画が、

コミカル・モードで展開する。

実の兄妹が、それぞれ

結婚してる展開だが、ここに、

義理の兄弟の前に

セクシーな浮気女(イエル)

が現れて、共に惑わされる。

2組の夫婦4人のうち、

1人が事故死する流れだが、

悲劇性や深刻度合いは

さほどなく、浮気をポイントに

軽妙洒脱なドラマが展開していく。

5_20230125231101

ジャージャーメン料理人の

義弟(シン・ハギュン)と、

タクシードライバーの義兄

(イ・ソンミン)。イエルと2人、

特にシン・ハギュンとの

絡み具合は、本作の大きな

お色気ポイントだ。

お楽しみに。

この記事の

「人気ブログランキング・映画全般」

での順位は、

下記のロゴをクリックください。
 

2023年1月26日 (木)

「あつい胸さわぎ」⇒最新日本映画傑作選

1_20230124232701
常盤貴子・吉田美月喜・

前田敦子共演

母娘の絆をメインに


描かれる絆ドラマ映画

1月27日の金曜日から、イオンエンターテイメントとS・D・Pの配給により、新宿武蔵野館、イオンシネマほか、全国ロードショー。

本作は2022年製作の日本映画93分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

Ⓒ2023あつい胸さわぎ製作委員会

2_20230125000701

演劇が原作となった映画である。

シェークスピアから

ブロードウェイ演劇、そして

ミュージカルまで洋画では

数多いし名作の宝庫とも

なっているけど、

日本の場合はどうか。演劇の

舞台をそのまま映画として

見せる映画もあるけども、

中小演劇でも、映画化され高く

評価されている作品は

ケッコーある。本作も

中小演劇原作だけども、

その種の名作と

肩を並べる傑作となった。

3_20230125000701

関西の和歌山あたりが舞台である。

常盤貴子が

シングルマザーな母役で、

ドラマ「ドラゴン桜」の

吉田美月喜が大学生の娘役、

前田敦子が常盤貴子が働く

職場の同僚役といった役柄構成。

ほかには吉田美月喜の彼氏役が、

長澤まさみが主演の「マザー」

(2020年)で息子役となった

奥平大兼。職場の上司役に

名バイプレーヤーの

三浦誠己が扮する。

4_20230125000801

関西弁を発する

常盤貴子の妙演技、

このところいくつもの映画に

出ている前田敦子の

クセのある演技、加えて

乳がんになる吉田美月喜の、

自然体による不安感演技、

初めてとも言える穏和な

演技をこなす三浦誠己など、

見ていてドラマ映えするような

人情味ある演技ぶりが

心地良かった。

5_20230125000801

常盤貴子・前田敦子・

三浦誠己が働く、

トイレットペーパー工場の

様子など、本作で初めて

披露されるシークエンス

もあるユニークさ。

サーカスの券を巡る、

登場人物たちのやりとりに加え、

みんなでサーカスを見に行く

シーンや、ズワイガニを

食べに行くシーンなど、

多彩な絆を包括したシーン作りの

上手さに舌を巻いた。

6_20230125000901

文芸学部大学生の娘の、

初恋小説のメイキングにも

なった映画であり、いわゆる

病系の映画のこれまでの

ノリとは違った作りにハッと

驚かされた映画でもあった。

7_20230125000901

母娘の絆をメインに描かれる、

良質の絆ドラマ映画。

織田信長なアクション時代劇で

楽しむのもいいんだけど、

こんな癒やしの映画も

必見です!

この記事の

「人気ブログランキング・映画全般」

での順位は、

下記のロゴをクリックください。
 

2023年1月24日 (火)

「ある男」⇒日本アカデミー賞最多ノミネート作品

2_20221116220701
なりすまし男の正体とは?
 
妻夫木聡弁護士が
 
その謎を追うミステリー
 
 
11月18日の金曜日から、松竹の配給により、全国ロードショー。

本作は2022年製作の日本映画121分。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

Ⓒ2022「ある男」製作委員会
 
●「日本アカデミー賞」最多ノミネートを記念して、再録しました。

1_20221116221201

始まりはフツーの

ラブストーリーのノリだった。

文房具店に勤める男(窪田正孝)と、

バツイチのシングルマザー

(安藤サクラ)が出会って結婚。

数年後、2人の子供たちを

育てる4人家族になったが、

森林業に転職した夫役・窪田が

大木の下敷きになって

死んでしまう。葬式に来た夫の兄

(眞島秀和)だが、遺影を見て

弟ではないと言う。では、

夫は一体何者なのか。

妻役・安藤は夫の正体を知るため、

かつて離婚協議で世話になった

弁護士(妻夫木聡)に、夫は

何者なのか探ってほしい

と依頼する。

6_20221116221301

失踪人を探すのが通例の

この種のミステリーで、

身内の正体を探るというのは

新しい展開。ミステリー的には、

宮部みゆきの小説「火車」

(二時間ドラマ化された)など、

人物の行方というより、

その正体を探るノリがある。

また、弁護士役だが、

探偵役となる妻夫木聡の役柄は、

勝新太郎が探偵役になった

「燃えつきた地図」(1968年)的な、

探偵そのものの迷いが、結末に反映

されるという作りになっている。

4_20221116221301

妻夫木聡はいたって

まともで誠実な役柄だが、

怪演技、あるいは快演技な

役者陣に揉まれて、

不安感があおられたり、

ホッとしたりと心理の

喜怒哀楽を行き来する。

近親の妻役の真木よう子

からして、妙にクセ者っぽい。

ムショに入ってる犯罪者役の

柄本明の怪演技は

「ハンニバル」もどきだ。

不運な過去を演じる窪田正孝の、

意外性ある演技にも注目。

5_20221116221401

音楽コンテスト映画

「蜜蜂と遠雷」(2019年・

本ブログ分析済み)が、

キネマ旬報の年間

ベストテン入りを果たした、

石川慶監督の新作。

妻夫木聡とは、

同じくミステリー映画「愚行録」

(2017年・ブログ分析済み)に

続くけども、役柄の違い

にも注目されたし。

7_20221116221401

そして、本作もボク的には、

ベストテン級の映画に

なっていると思う。みなさん、

ご覧になってご確認ください。
 
この記事の

「人気ブログランキング・映画全般」

での順位は、

下記のロゴをクリックください。
 

 

「Cinem@rt韓国アニメセレクション」⇒韓国映画・アニメ編2

1_20230123231201
コリアンアニメ集第2弾
 
ミステリー「密事 閉ざされた村」
 
変異SF「耳穴」
 
家族と犬ドラマ

「ジンジンとアキタ」
 
 
1月27日(金)~2月9日(木)に、エスピーオーの配給により、シネマート新宿、シネマート心斎橋で上映。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

Ⓒ2011 KOREAN ACADEMY OF FILM ARTS(KAFA)., ALL RIGHTS RESERVED

Ⓒ2016 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED

●「密事 閉ざされた村」

(2011年・65分)

2_20230123233001

スタジオジブリを始めとした

ジャパニメーションや、

ディズニー・アニメとは違う、

薄色配色による作品。

今回紹介の3作品共に、

そうした薄色により、

異能のドラマを

構築してみせた。本作は

子供を産んで死んだ、

友達の父を探すヒロインの物語。

女性監督2人で撮られた、

女性ならではの謎をはらんだ

ミステリー仕様となった。

過去の回想シーンを入れつつ、

チョイヤバな結末へと

導いていく。こうした作品は

実写でこそ映えるものだが、

そこをあえてアニメに

仕立てて魅せる作品であった。

1_20230123233001

●「耳穴」(2009年・65分)

2_20230123233002

人の耳の中に入って

耳かきする主人公のお話。

人の耳中に入るためには、

入るためにちっちゃく

ならないといけない。まあ、

特殊な薬によって

ミニマムになるんだけど、

スパイと闘うために、

ミッション・チームが

人の体内を巡った

「ミクロの決死圏」

(1966年・アメリカ)や、

子供たちの「ミクロキッズ」

(1989年・アメリカ)的な、

サスペンスやコメディチック

がある作品。但し、本作は

とことんシリアス・モードで進行。

お姉さんを探す主人公の

ドラマは、生きるか死ぬか、

殺すか生かすか、

それが問題だあ~な

シェークスピアの「ハムレット」

な心境にまで到ることとなる。

シュールでブラック・ユーモア

に満ちた怪作品。

1_20230123233101

●「ジンジンとアキタ」

(2016年・67分)

2_20230123233101

今回の5作では、最も

アットホームな作品

となった家族ドラマ。かつて

日本では「5人と1匹」なる

テレビドラマがあったが、

本作は父母・子供3人の5人と

2匹の犬といった家族構成で、

特に犬にクローズアップ

された作品。1983年の

釜山が舞台。2匹のうちの

秋田犬アキタがいなくなった

ことで、家族の間で波紋が生じる。

薄色配色のかつての

カラー映像のタッチが、

癒やしをくれる作りとなった。

上記の逼迫の2作とは違って

ほのぼのあったか。その落差も

楽しみたい作品だ。

この記事の

「人気ブログランキング・映画全般」

での順位は、

下記のロゴをクリックください。
 

2023年1月20日 (金)

「Cinem@rt 韓国アニメセレクション」⇒韓国映画・アニメ編1

1_20230118224001
ラブコメの快作

「アンニョン、僕のユーレイ様」
 
妖しのスリラー

「ホテル・ローズ 欲望の館」
 
 
1月27日~2月9日まで、シネマート新宿、シネマート心斎橋で上映。

「アンニョン、僕のユーレイ様」(2016年・84分・韓国)

「ホテル・ローズ 欲望の館」(2018年・77分・韓国)

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

●先行配信もされているが、

これは珍しい韓国アニメが

劇場公開される。しかも、

日本未公開作品だ。

「パラサイト 半地下の家族」

(2019年)のポン・ジュノ監督や、

「四月の雪」(2005年)の

ホ・ジノ監督らを輩出した

「韓国映画アカデミー」の

長編課程作品から5作品の厳選。

今回2作、次回に3作を紹介する。

2_20230118225301

●「アンニョン、僕のユーレイ様」

(画像上から1~3枚目)
 
フツーの人間と少女の霊が

ラブコメするアニメ。

ホラー的恐怖に陥らない

ユニークなアニメだ。

ジャパニーズ・ホラーを

揶揄するような面白さがあって、

ある意味で痛快だった。大学の

心霊研究会の廃屋の合宿で、

不思議な酒を飲んで幽霊が

見える目になった主人公。

一方、その廃屋では、女ばかりが

生徒の幽霊学校が別次元であり、

処女幽霊・スター幽霊を

目指してガンバっていた。

そして、試験があり、

金縛り試験と憑依試験の

二次に分かれていた。

3_20230118225401

各種の試験では万年ビリの

女幽霊だったが、幽霊が

見える主人公と出会い、

主人公を使って

実技試験に挑むのだった。

その代償として交霊会に参加し、

人々をアッと言わせるのだ。

しかし、ヒロインのライバルが、

先生を巻き込んで

試験を通ろうとしていた。

霊界と実世界をシンクロさせた

アニメにはハードルの高い

ラブコメだが、

色使いも原色系の明るさで、

そのハードルを越えた傑作だ。

3_20230118225402

●「ホテル・ローズ 欲望の館」

(画像上から4~6枚目)
 
アイドルを目指す

女子高生たちのお話。

ローズというアイドル・

スターがいて、彼女を夢見て、

「ホテル・ローズ」でひと夏の間、

バイトをする2人の女子高生。

1人はローズに似てる美人。

しかし、もう1人は内気で暗い。

当然ローズ似が

もてはやされて人気となり、

暗いのはそうじやらで

裏方の地味な仕事に就く。

1_20230118225501

早い話、娼婦まがいの

仕事をやっているのだけど、

この2人のいびつな関係が

スリラーとサスペンスを

増す作りになっている。

2_20230118225501

ヒッチコック監督の「レベッカ」

(1940年・アメリカ・モノクロ)

をちょっと思い出した。

この記事の

「人気ブログランキング・映画全般」

での順位は、

下記のロゴをクリックください。
 

2023年1月19日 (木)

「パーフェクト・ドライバー成功確率100%の女」⇒韓国映画・アクション編

1_20230118222301
カー・チェイス・アクション

が炸裂する!
 
韓国版女版「トランスポーター」だ
 
 
1月20日のフライデーから、カルチュア・パブリッシャーズの配給により、TOHOシネマズ日比谷ほか、全国ロードショー。

本作は2022年製作の韓国映画109分。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

Ⓒ2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & M PICTURES. All Rights Reserved.

5_20230118223501

カー・チェイス&

カー・アクションが炸裂する、

アクション映画。ハリウッドの

カー・チェイス映画はもちろん、

運び屋系の「トランスポーター」

シリーズ(第1弾は2002年製作・

フランス)まで想起させる。

ブツも運んだ「トランスポーター」

とは違い、本作では

ヤバイとこから

追われている人を安全な場所へ

運ぶといった任務が

ポイントとなった。

2_20230118223501

しかも、ドライバーは脱北女性だ。

韓国映画で初めてアカデミー賞

作品賞を獲得した

「パラサイト 半地下の家族」

(2019年・韓国)で

クセのある一家の妹役に扮した、

パク・ソダムが今度は

初の単独主演として、クールな

ドライバー役ヒロインを演じる。

そのスピードフルで正確無比な

ハンドルさばきは、

「トランスポーター」の

ジェイソン・ステイサムばりだ。

3_20230118223601

冒頭からさっそく、

そのお手並みが披露される。

デジタル・サウンドやタイトで

ハードなサウンドをバックに

ポンコツ車で走る、強烈な

カー・アクションが展開。

そして、本作の

2度目のミッションが、

本作のメイン・ソースとなる。

敵につかまったパパから離れて

1人逃げる子供

(「パラサイト 半地下の家族」で

パク・ソダムが家庭教師した

キム・ソウォン)を

確保したヒロイン。彼は

300億ウォンの入った

貸し金庫の鍵を持っていた。

ヒロインと子供2人での

逃走が始まる。ロードの途中では、

子供のママを探したりする。

4_20230118223601

クールながらも、ヒロインの

温かい人柄を見せるシーンも

描かれる。飼いネコとの触れ合い、

社長とのキズナなど。

クライマックスでは、

社長や息子を救うための

アクションがシューティング

されるのだ。単なる

アクション映画ではない。

ヒロインのヒロイズムにも

魅せられる映画なのだ。


この記事の

「人気ブログランキング・映画全般」

での順位は、

下記のロゴをクリックください。
 

 

2023年1月18日 (水)

「BAD CITY」⇒最新日本映画傑作選・アクション映画編

Ba1
小沢仁志60歳

決死のアクションに挑む!
 
リリー・フランキー・壇蜜・

加藤雅也・かたせ梨乃らが
 
強烈なサポート演技を披露
 
1月20日の金曜日から、渋谷プロダクションの配給により、新宿ピカデリー、なんばパークスシネマほか、全国順次のロードショー。

本作は2022年製作の日本映画117分。

文=映画分析研究所 所長 宮城正樹

Ⓒ2022「BAD CITY」製作委員会

Ba3

ヤクザ映画のアクション映画の

基本は「仁義なき戦い」シリーズ

(1973年~1974年・全5作)

から作られたとボクは

思っている。無論、それまでにも

高倉健らが任侠道を示した

映画は作られていたけど、

本格的なアクションを示す映画

としては「仁義なき戦い」

がイチバンだった。

あれから50年。

ヤクザ映画やアクション映画

にも多々出演してきた、

小沢仁志60歳が、

「仁義なき戦い」の伝統を踏まえた、

決死のアクション映画に挑む!

Ba2

財閥の会長(リリー・フランキー)が

牛耳る、架空の犯罪都市

(ロケ地は福岡市)を舞台に、

韓国マフィア対公安特捜班の

凄まじい対決を描いた作品だ。

ムショ入りしてる元警部

(小沢仁志)を呼び寄せて、

マフィアと対決する

公安特捜班を結成。

マフィアの裏にいる

財閥会長の検挙を画策する。

Ba5

しかし、銃撃の特捜班に対し、

マフィア側はナイフで応戦。

銃撃・ナイフ、そして格闘といった、

特殊なアクション・シーンが

長めに次々に展開していく。

アクション監督も兼ねた

本作の監督・園村健介の、

荒っぽく見えながらも、

スタイリッシュでもある

そのアクション演出が、

大きな見どころとなっている。

Ba4

小沢仁志を盛り上げる

映画なんだけど、多彩な

バイ・プレーヤーのクセある

演技やアクションによって、

ヤクザ映画として

粋ある映画となった。

壇蜜のシリアス演技、

加藤雅也の骨太、

「極妻」かたせ梨乃のアクション、

リリー・フランキーの

ふてぶてしい悪役演技。さらに、

刑事役となった若手俳優、

坂ノ上茜、勝矢、三元雅芸らの、

命懸けのアクション演技が

心揺さぶる。

Ba6

ラストロールでは、

クレイジーケンバンドの

映画書き下ろしナンバー

「こわもて」が流れる。

大人の哀愁のブルース・ナンバー

に思わずグッときた。

ヤクザ・アクション映画の

今世紀最新型を示す快作だ。

この記事の

「人気ブログランキング・映画全般」

での順位は、

下記のロゴをクリックください。
 

2023年1月17日 (火)

「映画 イチケイのカラス」⇒最新日本映画ヒット作品・ドラマ劇場版編

2_20230116224301
リーガル・サスペンスの普及版
 
竹野内豊と黒木華の

迷(!?)コンビぶり
 
 
1月13日から東宝の配給により全国ロードショー。

本作は2023年製作の日本映画119分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

Ⓒ浅見理都/講談社

Ⓒ2023映画「イチケイのカラス」製作委員会

1_20230116225301

リーガル・サスペンスの

親しみやすい普及版。

フジテレビ月9(ゲック)

からの劇場版だ。リーガル・

ミステリー&サスペンス

といえば、検事もあるが、主に

弁護士もしくは被告人が

主役になるケースが多い。

しかし、本作では珍しく

裁判官が主役となる作品だ。

しかも、そのキャラは、

ガチガチのシリアス派ではなく、

ユーモアもあり心優しい。

でも、ここぞという時には、

見事な論理を展開する。

さらに、裁判官捜査も

積極的にやるタイプだ。

3_20230116225301

そんなキャラに竹野内豊が扮した。

まさに当たり役といった

感じで演じ抜いた。また、

肩の力を抜かない大マジな

論理派に黒木華が扮し、

竹野内豊との掛け合いが、

一つの見どころとなっている。

そして今回は東京メインだった

テレビドラマ版とは違い、

岡山の地方で展開するが

黒木華は
裁判官を勤めるには

別の司法職を
やらねばならない

という規定により、今回は

弁護士役となるのだ。

4_20230116225401

黒木がチョイ片想いする

弁護士役の斎藤工、

気難しげな防衛大臣役に

向井理など、ドラマ映えする

人々とのやり取りが、

強烈な印象を残す。特に

岡山の日尾美町の人々

(吉田羊・宮藤官九郎ら)

とのやり取りは、本作の

キモをなす。イージス艦と

貨物船の衝突から始まる、

今回の事件。ハットトリッキーで

スリリングな裁判劇が

繰り広げられる。また、判事役の

柄本時生、西野七瀬も快演。

5_20230116225401

殺人事件裁判ではなく、

民事裁判ものながら、

ハラハラドキドキ、

感動的なエピソードもある。

リアリティーある

コミック原作映画だった。

ラストロールで流れる、

Superflyのソウルフル・

バラード・ナンバー

「Farewell」が

映画の余韻を深めていた。

この記事の

「人気ブログランキング・映画全般」

での順位は、

下記のロゴをクリックください。
 

2023年1月12日 (木)

「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」⇒今年のベストテン級映画だ

1_20230111225601
映画業界の一大

スキャンダルを暴いた
 
2人のママさん女性記者の

奮闘を描く
 
 
1月13日のフライデーから、東宝東和の配給により、全国ロードショー。

本作は2022年製作のアメリカ映画129分。

文=映画分析評論家・宮城正樹

ⒸUniversal Studios.  All Rights Reserved.

2_20230111230601

新聞記者たちが活躍する映画。

しかも実話ベースとなれば、

「大統領の陰謀」(1976年・

アメリカ)とか

アカデミー作品賞を得た、

同日にプレイバックした

「スポットライト 世紀のスクープ」

(2015年・アメリカ)などを

思い出すが、本作の場合は

女性新聞記者の2人

(キャリー・マリガン、

ゾーイ・カザン)が主役であり、

しかもママさん記者である。

男2人の「大統領の陰謀」と同じく、

ニューヨーク・タイムズの

スクープの話ながら、

まずは驚かされる。

3_20230111230701

しかも、セクハラ・スキャンダルに

挑んだ作品だ。

同日にプレイバックした

「プロミシング・ヤング・ウーマン」

(2021年・アメリカ)でも、

セクハラした男に復讐する役を

怪演技したキャリー・マリガンが、

今度は正攻法の

追及型演技で勝負する。

トランプ大統領のセクハラ疑惑を

取材し、その後産休に入るも

再び復帰。大手映画会社

ミラマックスのプロデューサーの、

セクハラ疑惑を感知した

ゾーイ・カザンと共に、

ハリウッド・スキャンダルの

とんでもないセクハラ疑惑に

挑むのであった。

5_20230111230701

物語は1992年のミラマックスの

エキストラ担当の話から始まる。

そして、2016年へ。

実際に被害に遭った

アシュレイ・ジャッドらが、

実名で果敢にこの映画に出演した。

アカデミー賞女優の

グウィネス・パルトロウら

実在の人物が、2人の取材の中で

登場してくる。ハリウッド映画

業界のタブーとも言える

この素材に、ブラッド・ピットらが

製作総指揮を執った。

テレビ業界の女性監督

マリア・シュラーダーの起用

だったり、ドラマ系女優の

ゾーイ・カザンの主演など、

かなりの深謀遠慮が見られたが、

それでも骨太の

スクープ映画になっている。

4_20230111230801

キャリー・マリガン、

ゾーイ・カザン共に、

正統系の記者魂演技で魅せる。

さらに、「アンタッチャブル」

(1987年・アメリカ)で

エリオット・ネス役の

ケビン・コスナーの優しい

嫁役をやっていた、

パトリシア・クラークソンが、

2人を導く編集局次長役を

渋く演じ、その好感ある快演技に

グッときた。また、

新聞社に
やって来た

問題のプロデューサーの

アル・カポネ的後ろ姿も、

悪役然としていて印象深い。

今年の洋画の

ベストテン級の仕上がりだ。

この記事の

「人気ブログランキング・映画全般」

での順位は、

下記のロゴをクリックください。
 

«「プロミシング・ヤング・ウーマン」⇒名作プレイバック